報道・広報

カンボジア・ベトナム内陸水運連結性向上セミナーの開催結果について

平成26年2月21日

 国土交通省港湾局は、カンボジア公共事業運輸省と共催で、カンボジア首都プノンペンにおいて、カンボジア・ベトナム内陸水運連結性向上セミナーを開催いたしましたので、お知らせいたします。
 2015年のアセアン経済統合に向け、より一層発展が期待されるカンボジアやベトナムの経済発展や日本企業の海外展開を支援するため、プノンペン港と世界の基幹航路を有するベトナム・カイメップ港等をつなぐメコン水運の活用方策について、カンボジア、ベトナム、日本の政府関係者や民間企業が参加し、様々な意見交換を行いました。
 各国政府及び民間企業等によるプレゼンテーションや意見交換を行うことにより、港湾分野における協力関係を一層強化することができました。

セミナーの概要

(1)日程   平成26年2月19日(水)

(2)会場   プノンペン都「ラッフルズ・ホテル・ル・ロワイヤル」

(3)主催  (共催)国土交通省、カンボジア公共事業運輸省

(4)主な出席者 (参加者数:約130名)
 [日本側] 在カンボジア日本国大使館 特命全権大使      隈丸 優次
        国際協力機構 カンボジア事務所 所長         井崎  宏
        国土交通省 港湾局 産業港湾課 国際企画室長 中﨑  剛
        民間企業(海外港湾物流プロジェクト協議会メコンWGメンバー等)   他
 [カンボジア側] 公共事業運輸大臣          トラム・イブ・テック 
            公共事業運輸省 海運担当長官  ソコム・パッカバンモニー 
            公共事業運輸省 海運担当次官  レン・テュンユティア 
            公共事業運輸省 運輸総局長   チャン・ダラ 
            プノンペン港湾公社 総裁      ヘイ・バビー    
            民間企業                                  他
 [ベトナム側] 運輸省 海運総局 国際部長      レ・トゥアン・アン      他

(5)議事概要

  • 冒頭、開会にあたり、カンボジア国トラム・イブ・テック公共事業運輸大臣、隈丸在カンボジア日本国大使、中﨑国土交通省港湾局国際企画室長より挨拶がありました。トラム・イブ・テック公共事業運輸大臣からは、カンボジア、ベトナム間の内陸水運が両国の物流、経済にとって重要であることと、ASEAN統合をひかえ、日本と両国が内陸水運振興を推進すべき時期であることが述べられました。
  • 基調講演では、カンボジア国チャン・ダラ公共事業運輸省運輸総局長及びベトナム国レ・トゥアン・アン運輸省海運総局国際部長より、ベトナム、カンボジア間の内陸水運の現況について、双方の立場からご講演いただきました。
  • 本セミナーでは、日本側から調査団として一般財団法人 国際臨海開発研究センター(OCDI)より、ベトナムのカイメップ経由、シハヌーク経由の国際物流について、今後の道路整備の進展後も双方ともに重要であること、また、国境通過の手続き、時間、コストの削減が内陸水運の需要を左右することを、シミュレーションモデルを用いて説明がなされました。
  • カンボジア側からは、プノンペン港湾公社、マースク(カンボジア)、カンボジアトラック協会、カンボジア海運代理公社等の様々な業種の民間企業等の方より、港湾の運営、海運及びトラック輸送、輸出入の現況について、説明がなされました。
  • 発表後には、主要参加者によるパネルディスカッションが行われ、熱心な質問や意見が出されるなど、活発な意見交換が行われるとともに、国境通過の諸課題解決のため、両国の関係者が、メコン航路活性化委員会の下にWGを設置する等により議論を促進すべきとの提言が行われました。
  • 閉会にあたっては、カンボジア国ソコム・パッカバンモニー公共事業運輸省海運担当長官より、挨拶が行われました。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省港湾局産業港湾課国際企画室 木原、大山
TEL:03-5253-8111 (内線46462, 46463) 直通 03-5253-8679 FAX:03-5253-1651

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