報道・広報

平成19年度内貿ユニットロード貨物流動調査結果について

平成20年6月9日

1.概要

 国土交通省港湾局では、内貿ユニットロード貨物の流動実態、内航コンテナ船、RORO船、フェリーによる港湾の利用状況等を的確に把握することを目的として、内貿ユニットロード貨物流動調査を実施しています。
 今般、平成19年11月に実施した調査結果がまとまりましたので公表いたします。

2.調査内容

 本調査における調査対象貨物は、定期的に運航される内航船舶によって輸送されるコンテナ、トレーラー又はトラックに積載された貨物、及びRORO船に直積みされた貨物(商品車等)です。
 調査対象の運航事業者は、コンテナ船社、RORO船社、自動車航送船社(フェリー)で合計65社です。
 調査期間は平成19年11月の1ヶ月間です。

3.調査結果の主なポイント

~RORO船を利用した車両による貨物輸送の増加~
 
 平成19年11月の貨物輸送量は、コンテナ船による輸送量が437千トン、RORO船による輸送量が1,033千トン、フェリーによる輸送量が2,820千トンで、合計4,289千トン※1でした。
 貨物の輸送形態別にみると、コンテナ貨物が756千トン、車両で輸送している貨物が3,296千トン、商品車(中古車、建機を含む)の輸送が211千トン、荷物を直積みした輸送が26千トンでした。平成12年度に実施した前回調査と比較すると、RORO船を利用した車両による貨物輸送が4倍以上(今回調査718千トン/前回調査162千トン)に増加しています。
 
 
~外貿コンテナフィーダー輸送量の増加~
 
 平成19年11月のコンテナ船、RORO船によるコンテナ貨物輸送量(全コンテナ貨物輸送量756千トンから、フェリーによるコンテナ貨物輸送量144千トンを引いたもの)は612千トンであり、そのうち外貿コンテナフィーダー輸送量は386千トンで63%を占めました。平成12年度に実施した前回調査におけるコンテナ船、RORO船による外貿コンテナフィーダー輸送量(49千トン)と比較すると、8倍近く増加しています。
 航路別にみると、外貿コンテナフィーダー輸送量が最も多いのは神戸港-博多港間で45千トン(往路、復路合計)、次いで多いのは横浜港-名古屋港間で44千トン(往路、復路合計)でした。外貿コンテナフィーダー輸送においては、上位10航路の貨物量合計で全体の貨物量の7割強を占めています。
 
 
なお、本調査の詳細については別添資料もご参照下さい。
 
 
※1 四捨五入の関係で合計は一致しない
 

お問い合わせ先

国土交通省港湾局計画課企画室 
TEL:(03)5253-8111 (内線46825) 直通 (03)5253-8670

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