報道・広報

カンボジア王国と下水道分野における第5回日カ政府間会議及び技術セミナーを開催しました!
~日カ両政府で「人材育成及び組織の強化」について議論~

令和4年11月11日

国土交通省は、令和4年10 月25 日、カンボジア王国公共事業運輸省と締結した覚書に基づく「下水道分野における技術協力に関する第5 回日カ政府間会議」及び「日カ技術セミナー」をカンボジア王国プノンペン都において開催しましたので概要をお知らせします。
 
  • 第5 回日カ政府間会議
 日本国国土交通省、カンボジア王国公共事業運輸省参加のもと、第1 回政府間会議以降の振返り
及び「人材育成及び組織の強化」に関して議論しました。

(1)日 時:令和4 年10 月25 日(火)9:00~13:00(カンボジア時間)
(2)主 催:国土交通省、公共事業運輸省
(3)場 所:カンボジア王国プノンペン都 ホテル会議室
(4)議 事:別紙参照
(5)出席者:公共事業運輸省(トイ・チャンコサル長官他)、環境省(カンボジア王国)、プノンペ
       ン都副都知事、バッタンバン州DPWT、在カンボジア日本国大使館、国土交通省、JICA
       カンボジア事務所・専門家、北九州市、日本下水道事業団、日本大学森田教授(GCUS
       東南アジア委員会座長)
       カンボジア側約30 名、日本側約15 名
(6)政府間会議結果概要
 ・国土交通省水管理・国土保全局下水道部の松原部長から、プノンペン都での水処理技術の導入
  や公共事業運輸省への長期専門家の派遣など、これまでの政府間会議の成果について述べまし
  た。
 ・公共事業運輸省トイ・チャンコサル長官から下水道事業における人材育成及び組織の強化は、
  専門性、決断力、財源などが必要であり、本会議で議論できたことにより、今後カンボジア王
  国の発展に大きく貢献すると述べられました。
 ・日本側は、下水道事業における国の役割、地方自治体における人材育成と制度体系、JS の組織
  強化のための支援制度、JICA における人材育成の研修スキーム及びプロジェクトの事例紹介に
  ついて発表を行いました。
 ・カンボジア王国側は、中央政府と地方政府それぞれから、カンボジア王国の下水道の現状と人
  材育成や組織の強化を中心とする課題についての発表を行いました。
 ・公共事業運輸省ロ・バンナ長官から国土交通省とJICA に対して、JICA 専門家の派遣などを通
  じた人材育成や組織の強化について要請がありました。
 ・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術室の田隝室長から、JICA 専門家の派
  遣など国土交通省の立場で、JICA と連携しながら派遣要請に応じられるように取り組むと共
  に、その他の人材育成と組織の強化についても、積極的に支援することを述べました。
 
  • 日カ技術セミナー -産学官連携による下水道事業の強化-
 国土交通省が作成中である、カンボジア版推進工法基準(案)について、GCUS 東南アジア委員会
から発表を行いました。また、今年度カンボジア王国で行っている下水道技術海外実証事業(WOW
TO JAPAN)とスバイリエンとシェムリアップのプレF/S の発表等を行いました。

(1)日 時:令和4 年10 月25 日(火)14:00~18:00(カンボジア時間)
(2)主 催:国土交通省、公共事業運輸省
(3)場 所:カンボジア王国プノンペン都 ホテル会議室(web 併用)
(4)議 事:別紙参照
(5)出席者:公共事業運輸省(ロ・バンナ長官他)、環境省(カンボジア王国)、地方州DPWT、カン
       ボジア王国の地方自治体、在カンボジア日本国大使館、国土交通省、JICA カンボジア
       事務所・専門家、北九州市、日本下水道事業団、日本大学森田教授(GCUS 東南アジア
       座長)、下水道グローバルセンター東南アジア委員会企業、本邦企業
       カンボジア側約50 名、日本側約20 名(会場参加)
       カンボジア側約15 名、日本側約35 名(web 参加)
(6)技術セミナー結果概要
 ・公共事業運輸省ロ・バンナ長官から、カンボジア王国の下水道分野において、将来的に推進工
  法のニーズが高まること、水処理技術も今後、カンボジア王国に貢献する技術であることなど本
  発表技術について期待が述べられました。また、発表やディスカッションを通じて、多くの知識
  を得たことについて、お礼が述べられました。
 ・GCUS 東南アジア委員会からは、推進工法に関して、カンボジア版推進工法基準(案)、LC-CO2
  による管渠整備の環境影響評価、カンボジアにおける推進管の要求性能の3テーマについて発表
  がありました。
 ・日本下水道事業団からは、カンボジア王国のスバイリエンとシェムリアップのプレF/S の内容
  について、発表がありました。
 ・本邦企業からは、カンボジア王国で実証事業を行っている水処理技術とカンボジア王国から発
  表要望があったポンプ技術について、発表を行いました。
 ・国土交通省水管理・国土保全局下水道部下水道国際・技術の田隝室長から、本セミナーを通じ
  て得た知見を活かし、カンボジア王国での下水道に関する基準化制定の進展やプレF/S 地域での
  早期下水道整備を実現させるために、引き続き積極的に協力していくことを伝えました。

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

別紙(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省水管理・国土保全局 下水道部 下水道企画課 下水道国際・技術室 下水道国際推進官 岩渕 光生、 国際展開推進係長 新田 和宏
TEL:03-5253-8111 (内線34142、34137) 直通 03-5253-8803 FAX:03-5253-1596

Get ADOBE READER

別ウィンドウで開きます

PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。

ページの先頭に戻る