報道・広報

国際民間航空機関(ICAO)航空及び代替燃料に関する第3回会合(CAAF/3) の結果概要について

令和5年11月28日

 11月20日~11月24日に、国際民間航空機関(ICAO)航空及び代替燃料に関する第3回会合
(CAAF/3)※1がドバイ(アラブ首長国連邦)で開催され、SAF※2の利用促進に関する議論が行われました。
 会議では、日本・米国・シンガポールの3か国が共同で、SAFの利用促進に関する「グリーンレーン構想」の政策コンセプトの提案を行いました。また、2030年までにSAFの利用により、5%の炭素削減を目指す中間目標の設定が合意されました。
※1 CAAF/3(The third Conference on Aviation and Alternative Fuels:航空代替燃料に関する第3回会合)
※2 SAF: 持続可能な航空燃料(Sustainable Aviation Fuel)

1.「グリーンレーン構想」について
 航空脱炭素の推進、特にSAFの利用には地域的な取り組みが重要であり、特に我が国は太平洋地域の
主要な航空国と連携することが必要です。
「グリーンレーン構想」は、SAFの利用促進のみならず、管制、空港等を含めた航空分野における脱炭素の
連携を強化するため、日本・米国・シンガポールで共同提案した政策コンセプトです。今後、本構想の
具体化に向けて、3か国で詳細な検討を進めていく予定です。

2.中間目標の設定について
 昨年10月に開催された国際民間航空機関(ICAO)総会において、国際航空分野における脱炭素の野心的な
長期目標として、2050年までのカーボンニュートラルが採択されたところです。
これを踏まえて、今次会合では、航空分野における脱炭素の主要な手段であるSAFの利用促進のため、
2030年までにSAFにより、5%の炭素削減を目指すグローバルな目標が新たに合意されました。
この数値目標の合意により、航空関係者およびSAF製造者に対して、さらなる利用・投資促進などの効果が
期待されます。

グリーンレーン構想の共同提案

(左から、大沼俊之 航空局 次長 、ハン ・コク・ジュアン Han Kok Juan シンガポール 航空局長、
アニー ・ペト ソンク Annie Petsonk 米国運輸省次官補)

添付資料

報道発表資料(PDF形式)PDF形式

お問い合わせ先

国土交通省航空局航空ネットワーク部航空戦略室 砥上、槙山
TEL:03-5253-8111 (内線49415、49418) 直通 03-5253-8722

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