副大臣・大臣政務官会見

長安大臣政務官会見要旨

2010年3月25日(木) 19:34 ~ 19:45
国土交通省会見室
長安 豊 

質疑応答

政務三役会議のブリーフィングからさせていただきます。
前回からこの間政務三役会議は実施されておりませんのでご報告はございません。
以上でございます。
それと本日第4回の国際バルク戦略港湾検討委員会が5時から開催されましたので、結果の概要をご報告させていただきます。
今回は国際バルク戦略港湾の目指すべき姿、更には今後の選定基準等について議論を行わさせていただきました。
委員の方々からも様々なご意見を今回も賜りました。
代表的なものとしてはこの戦略港湾政策を行うことによって、これは国家戦略の一環として我が国の雇用と産業の立地を守ることを究極の目的としているということを明確に打ち出すべきではないかというご意見もございました。
また、今のと少し共通するところもございますけれども、こういった政策に取り組まなければ日本から産業がなくなってしますというような可能性すらあるというような危機感を目指すべき姿の中に盛り込むべきではないかとか、またバルク貨物については品目ごとの事情が非常に異なります。そういう意味では目指すべき姿自身を品目ごとに示すべきではないか、同様に選定基準についても品目ごとに考えるべきではないかとのご意見もございました。
また、物流コストの削減効果について算定する場合、ユーザーにとってトータルの物流コストを考えるべきではないか、要はトータルでのコスト削減になるというようなことを考えるべきではないかといったようなご意見も賜りました。
また、更に委員からは規制緩和、税財政措置といった今後の国の支援のあり方について可能な範囲で示していった方が多くの方に応募いただけるのではないかというご意見もございました。
これにつきましては今後どういった対応が可能かについては検討していくこととなりました。
次回は4月14日の17時から開催を予定しております。以上でございます。

(問)今後のバルクのスケジュールに関して改めて教えてください。
(答)次回、4月15日に、再度目指すべき姿、選定基準等の議論をさせて頂きたいと思っております。
今日も今、申し上げましたようにやはり品目ごと、ちょっとコンテナとは事情が違っております。
そういう意味では品目ごとで切り分けて議論を進めたいと思っておりまして、もう少し深掘りをしたいな、勉強をしてきたいなという思いがありますので、そこから次回含めて数回やって、選定基準のとりまとめ、公募ということになっていくのではないかなと思っております。
まだ具体的に何月頃とか、何月中旬頃とか、下旬頃とか、そういったところまでは決まっていないところでございます。

(問)以前、規制緩和について不都合な点は政策要望という形で入れていきたいということですが、今回の規制緩和と財政措置というのも同じように政策要望という形ですか。
(答)基本的には、応募の時に、規制緩和、或いは税制であったり、財政的な要望、国の負担をもっとあげてほしいというような要望は当然入れて頂きたいと思っております。
もちろん、入れて頂くんですけれども、応募を多く増やすためにはこちらからも提示をした方が良いんじゃないかというご意見があったということでございます。
これはコンテナの方も同じで、明日締め切りで、コンテナ戦略港湾の募集をしている訳でありますけれども、その中にも様々な要望、或いはご提言などを頂けるのではないかなと期待しております。

(問)品目ごとに考えるということでございますけれども、具体的にはどんな品目があげられて、或いは何品目くらいを念頭において入れておられるんでしょうか。
(答)今回の品目というものは穀物(とうもろこし・大豆)、鉄鉱石、石炭という品目で今検討を重ねているところでございます。
4本指を折られていますが、穀物については一応は1と考えています。

(問)コンテナですが、明日締め切りということですが、どこから提出された等はどういうかたちで公表する予定でしょうか。
例えば、京浜港とどこどこが提出したとか、担当課はどういうかたちでどこから提出があったということを公表するかについてはまだ政務官から指示がないということですが。
(答)まだ応募が1件もないです。

(問)明日一斉に提出ということですか。
(答)本当に今の段階では1件もないです。

(問)25日段階では1件もないと。
(答)はい。「ゼロかも」ということはないと思いますけれども、明日締め切りですので、逆に言うと、皆さんぎりぎりまで魅力的な提案を出そうということで取り組まれていると認識しております。
どこから出たかというのは、その段階ではまだ公表するべきではないかなと思っております。
1回目にヒアリングした時にこのようにブリーフィングをさせていただこうと思っておりますので、その時にある程度お話出来る範囲でさせていただこうかなと思っております。

(問)計画書が提出されると思いますが、その計画書も公表するつもりは今のところないということですか。
(答)正直申し上げまして、今の段階でどこまで公表をして、どこまで公表をしないということを決めているわけではございません。
ただ、それこそ計画書の中身を見てみないとわからない部分もあるかと思います。
中身を見て、問題がないと判断させていただいた場合には当然公表させていただきますけれども、ちょっと問題があるのではないかというような部分がある場合には、公表というかたちではなくて概要の発表というかたちにさせていただこうかなと思っております。
何れにしてもまだ計画書が出てきていないので、分厚いのが出て来るのか、2、3枚なのか分からないという状況です。

(問)どこから応募があったかについて公表はしていただけないのでしょうか。
理由がよく飲み込めないのですが。
(答)明日締め切った段階でどこから応募があったかだけでよろしければ公表はしますが。

(問)それは可能ですか。
(答)ええ。例えば、何港からありましたというだけでよろしいですか。

(問)最低限。
(答)そうですか。

(問)プラスどういった組み合わせでとかあるならば概要は知りたい。
(答)なるほど。
私がしないといけないですよね。

(問)事務方からでも。
(答)事務方でもよろしいですか。
私がするか事務方からするか何れにせよ明日締め切った段階で発表させていただきます。

(問)バルクですが、穀物、鉄鉱、石炭が1港ずつというお話でしたが、4港になる可能性があるということですか。先ほど、とうもろこし、大豆で4と数える可能性があるということは、4港になる可能性があるということですか。
(答)「4個」と私言ったのです。
「4港」ではなく「4個」と言ったのです。
4品目という意味です。4品目を今検討しております。
それぞれの品目について何港に絞り込むかというのは手をまだ挙げていただいている状況でもございませんし、手を挙げていただいた状況を踏まえて、最終的な数の判断をしていきたいなと思っております。
これはコンテナの方は、1ないし2と冒頭から申し上げておりました。
これは貨物の性質上、ある種多くのユーザーの中で、定型のというか形の物を扱う訳でありますから、数を決めるのは簡単でございましたが、バルクの場合は、工場であったり産業と密接に絡んでいる部分が多いということで、応募の状況を見ながらどれだけメリットがあるのだろうかということもしっかりと判断しながら絞り込みの数ということについても決めていきたいなと思っております。

(問)1港とは限らない。
(答)はい。さっきのは1個と言ったのです。
品目です。

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