（大臣）

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

（記者）

２９日に福井県永平寺町(えいへいじちょう)の公道で、自動運転のレベル４では初めてとなる事故がありました。
自動運転の車両が駐輪中の自転車に接触したとのことで、今運休となっています。
大臣の受け止めと今後のレベル４の普及に向け、どう活かしていくのかお伺いします。

（大臣）

お尋ねの事故については、国土交通省としても承知しています。
また、この事故によるけが人はなかったと伺っています。
事故の原因については、現在、事業主体である永平寺町において調査中であり、安全対策が確認できるまでは、自主的に運行を中止すると聞いています。
国土交通省としては、まずは永平寺町による原因調査と再発防止策を注意深く見守っていきます。
また、今回の調査から得られる知見も活用して、運行の安全性が更に向上されることを期待しています。
今回、ある意味では事故が起きたことで、残念なことですけど、この経験を更に技術の向上、安全性の向上に活かしていくことが非常に重要だと私は思っています。
今後とも、安全の確保を前提としつつ、事業者や関係省庁と連携し、自動運転の社会実装と事業化を推進していきたいと思っています。

（記者）

昨日行われた沖縄県の辺(へ)野(の)古(こ)の代執行訴訟におきまして、沖縄県は国の代執行は到底受け入れられないなどと訴えました。
昨日の裁判を受けまして、改めて大臣の受け止めをお伺いしたいと思います。

（大臣）

お尋ねの代執行訴訟については、昨日（３０日）の口頭弁論において裁判所が弁論を終結し、判決言渡期日は追って指定されることとなったと承知しています。
判決前ですので、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
御理解いただきたいと思います。