（大臣）

本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはありません。

（記者）

幹事社から１点お伺いします。
ビッグモーターの問題で、先週国土交通省は道路運送車両法に基づき立入検査に入られました。
現在の調査の状況と今後の処分も含めた御対応をお聞かせください。

（大臣）

先月２８日（金）、ビッグモーターの３４の事業場に対して、一斉に立入検査を行いましたが、現在、その内容の精査も含めて、引き続き、事実関係の確認を行っています。
このため、今後の処分の有無やスケジュールも含めて、現在の時点で予断をもってお答えすることはできません。
その点、御理解をいただきたいと思います。

（記者）

今のビッグモーターに関連して、街路樹が枯れている問題で国道については１０件ほど確認されたということで、その後原因の特定ですとか、新たな進捗ありましたらお伺いしたいのと、改めて今後に向けた責任をどのように追及していくか、国としてどのように対応していくかということを合わせてお伺いできたらと思います。

（大臣）

先週２８日（金）に、国土交通省が管理する直轄国道沿いのビッグモーター１１１店舗のうち、店舗前の街路樹に枯死の発生がある店舗が、１０店舗確認されたとの調査結果を速報したところです。
今後の対応としては、枯死が確認された箇所について、原因を調査し、除草剤などが確認された場合には、被害届を提出するとともに、原因者が特定されれば、損害賠償等を請求する予定です。
今後関係機関と相談、調整しながら必要な対応を検討したいと思います。

（記者）

賃貸集合住宅向けのＬＰガス料金についてお伺いします。
経済産業省が２４日の有識者会議で、ガス供給と関係のない設備費用の上乗せを禁止する制度改正案を示しておおむね了承されました。
賃貸集合住宅ではオーナーとか不動産管理会社がＬＰ事業者に対して、エアコンとか給湯器とかそういった機器の設置を積極的に要求しているという事例があるようです。
割高さとか不透明さを改善することが必要とされていますけれども、今回の制度改正で国土交通省として、不動産業界に対して何らかの対応を取られる考えはおありでしょうか。

(大臣）

国土交通省では、経済産業省とともに、消費者利益を保護するため、令和３年６月以降、ガス会社から提供される設備料金の内訳を明示したＬＰガス料金の情報を、入居前に、先ほども申し上げましたが、内訳を明示して賃貸集合住宅の入居者に提供するよう、不動産仲介会社などに対し、求めてきました。
今般、経済産業省において、こうした取組をさらに進め、設備費用をガス料金に上乗せすること自体を禁止するなどの方向で、検討が進められていると承知しています。
国土交通省としては、経済産業省において制度見直しが行われたときは、所管業界に対し、その周知を図るなど、適切に対応していきたいと思います。