大臣会見

石井大臣会見要旨

2018年7月24日(火) 10:53 ~ 10:56
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、私の方から1点御報告があります。
既に資料を配布しておりますが、本日の閣議におきまして、7月31日付けほかで国土交通事務次官に森昌文技監を任命するなど、幹部職員の人事異動について、承認をいただきました。
詳細は事務方にお問い合わせいただきたいと思います。
私からは以上であります。

質疑応答

(問)2020年の東京オリンピック・パラリンピックまで、本日であと2年に迫りました。
大臣の受け止めと、大会の成功に向けた国土交通省としての課題と、今後の取組についてお願いします。
(答)2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催は、東日本大震災から復興した力強い日本の姿を示すととともに、世界を代表する成熟都市になった東京を発信する絶好の機会であります。
また、パラリンピックにつきましては、全国のバリアフリー水準の底上げを進める契機としても捉えております。
国土交通省としましては、大会のスムーズな運営とともに、未来志向の交通・まちづくりにつきましても、大会組織委員会や東京都、関係省庁としっかり連携しつつ、積極的に対応してまいります。
具体的には、参加するアスリート、観客及び国民が安心して大会を楽しむことができるよう、公共交通機関等のいわゆるソフトターゲットへのテロ対策、海上警備体制の強化等、大会運営に係るセキュリティの確保や、首都直下地震対策の推進等の防災対策に取り組んでまいります。
スムーズな大会運営のカギとなります大会関係者や観客等の円滑な輸送を実現するために、首都圏空港、成田・羽田空港の機能強化や道路輸送インフラの整備等に取り組んでまいります。
併せて、大会期間中の交通需要の抑制のための取組につきましても、所管業界への呼びかけ等、関係省庁や経済界と連携して合意形成、機運醸成に取り組んでまいります。
また、全ての大会関係者、観客等が、自立したシームレスな移動、ストレスフリーな施設利用をできるよう、競技会場へのアクセス道路、大会関連駅等のバリアフリー化に重点的に取り組んでまいります。
また、大会を契機といたしまして、全国各地における高い水準のバリアフリー化を推進するために、先の国会でバリアフリー法の改正を行ったところです。
更に、大会を契機といたしまして、外国人旅行者の受入環境整備も図ってまいります。
具体的には、多言語対応の改善・強化や、地域固有の文化、自然等を活用した観光資源の整備等による各地域の魅力向上、情報発信等に、新たに創設される国際観光旅客税も活用しながら取り組んでまいります。
今後とも、大会の成功に向けまして、万全の対応を図りたいと考えております。

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