大臣会見

石井大臣会見要旨

2018年1月9日(火) 10:40 ~ 10:46
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で特に私の方から御報告するものはございません。
以上であります。

質疑応答

(問)北朝鮮からと見られる漂着船についてですけれども、昨年過去最多になったということですが、この受け止めと背景分析、対応状況を改めてお伺いしたいのと、なかなか数字では取ってないと思うのですが、もし直近の年末年始で特異なケースなどあるようでしたら併せてお伺いできますでしょうか。
(答)昨年、海上保安庁が確認をしました朝鮮半島からのものと思われます漂流・漂着木造船は、合計104件となったとの報告を受けております。
なお、今年に入ってからは5件確認しております。
増加した理由については、一概には申し上げられませんけれども、昨年は冬に日本海が大荒れだった日が多く、これが朝鮮半島からのものと思われる漂流・漂着木造船が増加した原因の1つと見られるとの報告を受けております。
海上保安庁におきましては、住民の安全・安心を確保するために、日本海側沿岸部の哨戒体制を強化する等、引き続き、漂流・漂着木造船の早期発見に努めるとともに、海洋監視体制の強化を図ってまいりたいと考えております。

(問)北海道新幹線の札幌駅のホーム問題で、昨年末に鉄道・運輸機構が地下案を断念したとの一部報道が出ております。
地下案は費用面で厳しいとの判断があるようですが、大臣としては札幌駅のホーム問題の現状をどのように受け止めておりますか、まずそれをお願いします。
(答)北海道新幹線札幌駅のホームの位置につきましては、昨年10月に、鉄道・運輸機構とJR北海道から、工事実施計画認可時の現駅案と、在来線ホームの東側に設置する東側案の2案に加えて、地下案を検討対象とすることとしたとの報告を受けております。
現在、鉄道・運輸機構とJR北海道によりまして、地下案を含む3つの案の課題について、引き続き検討を行っているものと承知しております。
この件につきましては、利用者の利便性の確保、まちづくりとの整合性、工事費等の観点から、総合的に判断されるべきものと考えております。
国土交通省といたしましては、鉄道・運輸機構とJR北海道による検討結果を踏まえまして、適切に対応してまいりたいと考えております。
(問)今の補足ですが、地元では、一応2030年度末の開通という後ろが決まっていることもあって、ホーム問題に一刻も早く結論を出さないと間に合わないという議論も出ているのですが、大臣としては、時期というか、いつ頃までにホームの結論を出すべきとお考えか、教えてください。
(答)北海道新幹線札幌開業の時期は、2030年度末とされております。
これを踏まえまして、本年度内を目途として、できるだけ早期に結論が得られることを期待しております。

(問)尖閣でございますが、中国の習近平体制が少し変わった後、いわゆる向こうの領海・領空侵犯というのは変わったのでしょうか。
それとも相変わらず続いているのでしょうか。
(答)尖閣諸島周辺、あるいは領海内の中国公船の動きでありますけれども、まず中国公船の領海侵入の件数ですが、一昨年が36件、昨年が29件、 今年に入ってからは1件発生しております。
また、接続水域については、天気の荒い日、荒天の日を除いてほぼ毎日、中国公船が航行しております。
従って、状況は変わらないということでございます。

ページの先頭に戻る