大臣会見

石井大臣会見要旨

2017年1月27日(金) 8:39 ~ 8:45
衆議院本館議員食堂
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
このほか、私の方から1点御報告がございます。
本日、踏切道改良促進法に基づき、いわゆる開かずの踏切等、今後改良すべき踏切道として、全国529箇所の踏切道について指定を行います。
今回の指定は、昨年3月に改正された踏切道改良促進法に基づく本格的な指定となるものであり、課題のある踏切は、改良の方法が合意されていなくても国土交通大臣が指定できることとされたことを受けまして、従来の指定を大幅に上回る指定数となっております。
国土交通省といたしましては、引き続き指定した踏切道の改良促進を図るとともに、残る課題のある踏切につきましても現場の状況を勘案しながら、順次指定に向けた検討を行ってまいります。
詳細は、後ほど資料を配付いたします。
私からは以上です。

質疑応答

(問)文部科学省の天下り問題に関連して、先日国会で会計検査院のOBが成田空港会社に再就職している件について、国土交通省のあっせんがあったのではないかという指摘がありましたが、答弁ではあっせんの事実は把握していないということでした。
改めて国土交通省でどのような調査をされていたのか、また総理から指示のあった、全省庁調査についても何か進展などがあれば併せて教えてください。
(答)国土交通省では、かねてから様々な機会を捉えて、職員に対し再就職規制の遵守と周知について徹底を図ってきたところであり、各職員は法に則って、適切に対応していると認識しております。
また、これまで再就職等監視委員会から、会計検査院OBの再就職に関して、国土交通省職員によるあっせんの疑いについて指摘を受けたことはありません。
そのため、国土交通省として、本件について把握しているあっせんの事実はない旨、お答えしました。
なお、全省庁的な調査については現在、山本国家公務員制度担当大臣を中心に調査方法、スケジュール等の詳細を詰められていると承知しております。
(問)30日より、東京23区と武蔵野、三鷹地区で、初乗り410円タクシーが始まるのですが、改めて大臣の所感を一言お願いいたします。
(答)今月30日から、東京23区と武蔵野市、三鷹市において、新しいタクシー運賃が実施され、初乗り運賃が730円から410円に引き下げられます。
これにより、訪日外国人や高齢者をはじめとする利用者が短距離でもタクシーを使いやすくなるとともに、タクシー需要の喚起につながることを期待しています。
なお、新運賃の実施に併せて、短距離利用者に対する運転手の接客マナーなどのサービス向上等に努めるよう、事業者に求めていくこととしております。

(問)踏切の件について1点お伺いします。
昨年、およそ50件ほど第一弾として指定されましたが、これの対策の進捗状況、併せて今回大幅に増える指定となりますが、特に安全・安心の部分からの狙いについて教えてください。
(答)改正後の踏切道改良法に基づく最初の指定として、それまで関係者で改良に向けた協議が行われてきた全国58箇所の踏切道について指定を行ったところです。
このうち、約3割に当たる19箇所について、踏切拡幅や保安設備の整備など、工事完了又は事業着手済みとなっているほか、その他の箇所についても事業着手に向けて協議・設計が進められており、着実に進展してきているものと認識しております。
踏切道の改良の促進は、交通事故の防止及び交通の円滑化を図る上で極めて重要であり、今般、新たに指定される529箇所の踏切道と併せて、引き続き、地域の実情を踏まえた踏切対策が着実かつ円滑に進められるよう、しっかりと取り組んでいく考えです。

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