（問）２７日に大韓航空の出火が発生しましたが、そちらについて大臣の所感と、現在の調査状況、また、一部報道でアメリカのメーカーと運輸安全委員会が調査に乗り出すという話が出ておりますが、そちらの今後の状況についてお願いします。
（答）２７日の金曜日１２時３８分頃、羽田空港で、ソウル行きの大韓航空機が離陸滑走中に左エンジンに不具合が発生して出火をしまして、離陸中止の上、搭乗者全員が非常脱出いたしました。
この事案の発生によりまして、羽田空港発着便に大きな支障が生じたことは、遺憾であります。
この事案につきましては、運輸安全委員会が、事故発生当日の２７日から航空事故調査官４名を現地に派遣しまして、機体エンジンの外部・内部の破損状況の確認、滑走路上の部品の散乱状況の確認、機長等関係者からの口述聴取等を行ったと聞いております。
その結果、現時点におきましては、エンジン内部のタービンの羽根の破損、エンジンのカバー・内部部品の滑走路上への散乱等が確認されたものと聞いております。
引き続き、運輸安全委員会において、米国及び韓国の事故調査当局等の協力を得つつ、破損したエンジン部品の詳細な調査を行うとともに、出火メカニズム等について早急な原因究明が行われると承知をしております。
今後、運輸安全委員会における調査結果を踏まえつつ、国土交通省として必要に応じて対策を講じてまいります。
以上です。

（問）消費増税について１点だけ。
政府の一員として消費増税が再延期されることに対してどのようにお考えですか。
（答）今、消費税につきましては、総理が与党関係者の意見を聞いた上で適時適切に判断をされるものと、このように承知をしております。