大臣会見

石井大臣会見要旨

2015年10月13日(火) 10:47 ~ 10:57
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

閣議案件で私の方から一点、御報告がございます。
本日の閣議で、公営住宅法施行令の一部を改正する政令案が閣議決定されました。
公営住宅の入居者の収入の算定上、非婚の母又は父についても、寡婦(寡夫)控除の対象とするということとしたものでございます。
詳細は事務方にお問い合わせをいただきたいと思います。
私からは以上です。

質疑応答

(問)鹿児島空港で日本航空機と小型機のニアミスが発生しました。
現在の対応状況と今後の再発防止等を含めて御所感をお願いいたします。
(答)10日の16時50分頃に、日本航空651便が鹿児島空港への着陸のため、最終進入中に前方に固定翼機を確認したため、着陸をやり直しました。
本件は進入中の日本航空機の前方に固定翼機が進入したことにより、発生した事案でありますけれども、詳細な事実関係については、現在、運輸安全委員会が調査中でございます。
国交省といたしましては、運輸安全委員会の調査の進展に応じて、再発防止策についても、必要な対応を図ってまいるとともに、今後とも航空輸送の安全確保に万全を期してまいりたいと思います。

(問)普天間基地の移設問題についてお伺いします。
本日、沖縄県の翁長知事が埋立ての承認を取り消す決定をしました。
これを受け沖縄防衛局で、行政不服審査法に基づいて執行停止と取消しの無効を求める審査請求を今後、国交省へする方針ですが、これについてどのように取り組んでいこうというお考えか教えてください。
(答)お尋ねの件については、そういう報道があることは承知しておりますけれども、今後の話でございますので、現時点でコメントすることは控えたいと思います。
(問)防衛局から申し立てについては、まだきていないということでしょうか。
(答)そういう報告は私はまだ受けておりません。

(問)週末にAPECの交通大臣会合が開かれたと思いますけれども、代理の方が出席されたと伺っていますが、どのような話合いがなされたのか教えていただけますでしょうか。
(答)恐縮ですが、その件については報告を受けておりませんので、現段階では、コメントは控えたいと思います。

(問)冒頭の異常接近の話なのですが、発生の翌日に発表があったのですが、残念ながら、当時管制がどういう対応をしていたのかという発表がほとんどなくて、結果として昨日、翌々日に、レクがあって詳細が分かったのですが、翌日の段階では管制側の主張というのが全くなかったので、各社、会社側の言い分のみが報じられて、結果として管制が主張する事実とは全く異なることが伝播してしまったという経緯がありまして、非常によろしくないと思います。
何かちょっとしたことがあったら、すぐ報告してこいと日頃エアラインにしつこく言ってる一方で、自分たちのことが絡むと一歩遅いというか、詳細についての発表が遅れるというのは、結果として世の中に違う事実をいったん広めてしまったことになると思うので、非常によろしくなかったと思うのですが、大臣のお考えをお聞きしたいのと、具体的に言われたりすることがあるのかというのを教えてください。
(答)事案が発生したのは10日ですが、翌日11日の段階で資料発表したわけですが、11日の段階では事実関係について確認中でありまして、国交省として公式に皆様方に御説明できる状況にございませんでした。
昨日12日、状況の詳細内容について確認ができたことから、確認ができた情報を早急に提供するため記者レクを開催したと承知しています。
今後ともなるべく迅速な情報提供を心掛けていきたいと思います。
(問)管制官が絡まないトラブルの時は、問合せに対してほとんどタイムリーにお答えいただいているのですが、管制官が絡んだ瞬間に、丸一日経っても、着陸の許可を出していたか出していなかったかすら教えてもらえないのは、いくらなんでも事実確認中というのは耐えられないのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
(答)状況の詳細については、細かくは承知しておりませんけれども、なるべく迅速に情報提供できるように努めていきたいと思います。

(問)大臣は、経歴から東京出身で東京育ちと伺っておりますが、その意味で今、空港について既に成田と羽田という問題で、成田が国際空港として決まったままオリンピックを迎えようとしていますけども、たまたま、外国特派員の関係でキューバの大使館及び各国の大使館と親しいものですから、大使館の方では、自分達の国からやってくるVIPの出迎えや送迎に、成田に行くのも一日がかりで大変だと。
しかも、オリンピックを迎えて皆、東京のオリンピックにやってくるのに、なぜ千葉やら大阪やらに着くんだということも多いと。
今、調べますと羽田の深夜早朝の時間帯で間に合うそうです。
関空も成田も入れて全便終了しても深夜早朝で行けると聞いております。
そういう形で、大使館辺りからの働きかけが非常に強いのですが、東京御出身で成田、羽田を身近に感じておられる大臣として、いかがでしょうか。
(答)東京生まれの東京出身という御紹介を頂きましたが、私は今、選挙区が北関東の比例区でありまして、今現在は、茨城県に住所がございますので、東京のことは馴染みがありますけども、東京だけでなく、地方についても、しっかりと取り組んでいきたいと、まず、そのことをお話し申し上げたいと思いますが、羽田の活用ということについては、仰った深夜とか早朝の時間帯は、地元の御理解を頂かなければならないということでございますから、そう簡単な問題ではないと思っています。
いずれにしても、今、2020年までの間に、首都圏の発着枠として8万回に増やしていこうということで進めていますので、それを着実にやっていきたいと思っています。

(問)一昨日、新小岩の駅前で都営バスが歩行者をはねる死亡事故を起こしました。
都営バスについては、今年の1月にも錦糸町で同じような状況の死亡事故を起こしておりまして、一事業者が一年間に2件の死亡事故を起こすことはあまりないことではないかと思うのですが、この辺について大臣の問題意識をお聞かせいただければと思います。
(答)都営のバスが死亡事故を起こしたことについては、大変遺憾なことだと思っています。
ただ、事故の詳細については、私も詳しく承知しておりませんし、これからいろんな調査が行われると思いますので、それを踏まえてしっかり再発防止を講じていただきたいと思っています。

(問)辺野古の埋立て取消しについては、現時点ではコメントできないということは承知いたしましたが、大臣はこの取消しの問題に限らず、辺野古移設の問題については、政府の一員として、今後どのようにしていきたいとお考えか、改めてお聞かせいただきますでしょうか。
(答)これについては、総理または官房長官が発言しているとおりでございますので、 私も内閣の一員として、そういう立場でございます。

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