大臣会見

太田大臣会見要旨

2014年2月25日(火) 9:32 ~ 9:39
国土交通省会見室
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
 一点御報告をさせて頂きます。
オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートについてです。
オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートとは、通常の自動車のナンバープレートにオリンピック・パラリンピック東京大会にちなんだデザインを挿入したものであり、希望する国民の皆様に広く交付致します。
これにより、オリンピック・パラリンピックの開催に向けた機運を一層盛り上げるとともに、その代金の一部をバリアフリー対応のバスやユニバーサルデザインタクシーなど、交通サービスの支援に活用を致したいと考えています。
この取り組みを推進するため、省内に高木副大臣を本部長とする「2020年オリンピック・パラリンピック東京大会特別仕様ナンバープレート実施本部」を設置することと致しました。
この本部では、ナンバープレートのデザインや具体的な支援対象、あるいは国民へのPR等を検討することとしております。
今後、この本部を中心にしまして、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会等の関係機関との調整を進めまして、(平成)27年以降のできる限り早い時期に実施できるよう、必要な取り組みを進めて参りたいと思っております。
なお、第1回の会議を今週(27日)木曜日に開催する予定としております。
詳細につきましては、後ほど事務方から説明致します。
私からは以上です。

質疑応答

(問)先週JR京浜東北線の川崎駅で、回送列車と作業車の衝突事故が起きました。
大臣の所感と国土交通省の対応をお願いします。
(答)(2月)23日にJR東日本京浜東北線川崎駅構内におきまして、回送列車が保守用車両と衝突し、脱線するという事故が発生致しました。
この事故の発生を受けまして、関東運輸局の職員2名、また運輸安全委員会では調査官2名を現地に派遣したところです。
また、JR東日本に対しまして、工事に伴う作業における安全確保について、必要な措置を講ずるよう、警告書を発出したところです。
これは直ちに、23日の当日に行いました。
更に、各鉄道事業者に対しまして、工事における閉鎖手続きを確実に実施すること等、安全確保に万全を期すよう昨日(2月24日)指示を致しました。
鉄道分野においては、今月15日に東急東横線元住吉駅におきまして、この駅のホームを行き過ぎて停車をしていた列車に、後続の列車が衝突し、多くの方が負傷するという事故が発生を致しました。
これら2つの事故について、現在、運輸安全委員会が事故原因を調査中でありますが、東急の事故については積雪時の運行管理のあり方、またJR東日本の事故については夜間作業における安全確保のあり方の問題が生じたというふうに考えています。
輸送の安全確保は、鉄道事業者にとって最も重要な使命だと思っております。
このために、これらの2つの事故を踏まえまして、緊急に各社の安全統括管理者を招集して会議を開催し、改めて全国の鉄道事業者に輸送の安全確保について徹底するよう、鉄道局に指示致しました。
会議の日程等、具体的なことについては決まり次第お知らせをするということにしております。

(問)オリンピック・パラリンピック特別仕様ナンバープレートですが、日本人だけでなく日本を訪れる外国人の方にも多くの方の目に触れると思うのですが、具体的にはこれからだと思いますが、現状、大臣としてどのようなデザインが望ましいと考えておられるか、イメージだけでもお聞かせ下さい。
(答)これはオリンピック委員会とかそういうところで当然マークは必要になると思うのですが、まだその辺の許可とかそういうものの交渉がありますので、私より、よく本部で議論して頂いて、明るい希望の持てるような、そしてオリンピックを目指して行くという、そういう気持ちが前向きになるようなそんなデザインがいいかなと思っておりますが、具体的なことについては、これから承諾事項色々ありますから、この本部で検討してもらいたいと思っています。

(問)都営と東京メトロの統合の話ですが、猪瀬知事がお辞めになって、そのまま継続をずっとされていると思うのですが、話を進めていかれる計画でしょうか。
(答)新しい知事になりましたので、この辺についてはまだこれからということになります。
委員会は引き続き継続してということになりましょうが、それもまだ開催日程等は決まっていません。
しかし、いずれにしましても、まずサービスの一元化ということが大事なので、ここはしっかり進めていきたいと思っているところです。

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