大臣会見

太田大臣会見要旨

2014年2月18日(火) 9:18 ~ 9:26
国土交通省会見室
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で特に私から御報告するものはございません。

質疑応答

(問)先週末(14日)の大雪で各地の道路で立ち往生が相次ぎ、人命はもとより物流の方にも大変な影響が出ております。
国土交通省としての対応を御願いします。
(答)2月14日からの記録的降雪によりまして、現在でも通行止めとなっている箇所は、18日午前6時現在、高速道路14区間、直轄国道24区間をはじめ、県道や市町村道を含めますと合計424区間ございます。
よく報道に出ております道路以外に、直轄国道24区間と申し上げましたが、この内15区間がその後降雪にあっている北海道でございます。
立ち往生車両につきましては地元自治体と協力して、食料1万6,000食、ガソリン9,000リットル、休憩所の提供を実施しながら除雪を急いだ結果、直轄国道では概ね移動が完了したところでございます。
関東地方の通行止め解除の見込みにつきましては、まず高速道路については東名高速、中央道、関越道等の主要幹線道路については通行止めを解除、残る路線についても明日までに通行止めを解除する見込みであります。
直轄国道につきましては、よく報道されております国道18号碓氷バイパスなどは、通行止めは解消しました。
国道20号の神奈川県大垂水峠、山梨県大月市については、1車線分の除雪を19日中に完了する見込みでございます。
また雪崩が発生しました国道17号群馬県三国峠及び国道48号宮城県作並については、斜面の安定が確認できないため、通行止め解除の時期は未定となっております。
引き続き、通行止め解除に向けて、除排雪作業を全力で進めて参ります。

(問)先日15日に東急東横線で列車が衝突する事故が起きましたが、事故が起きてしまった事の大臣の見解と、再発防止に向けた対応をどのようになさるかお聞かせください。
(答)2月15日0時30分頃に東急東横線元住吉駅におきまして、駅のホームを行き過ぎて停車していた列車に、後続の列車が衝突をして多くの人が負傷するという事故が発生しました。
この事故を受けまして国交省では、東急電鉄に対して負傷者の救護の徹底、安全確保のための必要な措置の実施及び原因究明を指示するとともに、関東運輸局の職員2名及び運輸安全委員会の調査官3名を現地に派遣して、事故の調査を実施しているところでございます。
原因はまだ調査中でございます。
また、各鉄道事業者に対しまして、積雪の状況に応じた適切な運転規制を実施すること等、安全確保に万全を期すよう指示を致しました。
公共交通機関におきましては、輸送の安全確保が何よりも重要だと考えております。
今週も雪が降るという見込みとなっておりますので、安全確保に万全を期すよう徹底して参りたいと思っております。

(問)各地で通行止めが相次いでおりますが、直轄国道、高速などを含めて、立ち往生に対する対応はどのようになりますでしょうか。
(答)今回は立ち往生したということで、この記録的な大雪という、通常これまであまり降らなかったところに記録的な降雪があったということで、対応能力を大きく超えるものであった思います。
こうした降雪の中で、ノーマルタイヤのままであったり、そうした冬装備が十分でない車等による追突事故やスタックをきっかけにして立ち往生が発生して、その結果、除排雪作業が困難となるといった連鎖、これが大規模な立ち往生が発生したと思っています。
こうした立ち往生を防ぐ為には、今後早い段階で通行止めを行って、事故が起きて除雪車が行く前に渋滞が発生するということがあったので、早い段階で通行止めを行う、これはなかなか簡単ではありませんが、そのタイミングをよく図って、集中的・効率的な除雪を先に行うということが大事かと思っており、その一点をひとつは改善をしたいと、それからもうひとつ、ドライバーに対する異常降雪時における道路情報の提供、不要不急の外出の控え等の呼びかけなど、これは通常のレベルでは行っているところではありますが、より一層情報提供を的確に出来るように、この情報提供のあり方についても改善を図っていきたいと、省内でも昨日対策本部を立ち上げてその辺の情報提供のあり方、そして除雪等の体制等々について検討を始めているところでありますが、まず今日は以上二点、報告をしておきます。

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