大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年4月12日(金) 8:48 ~ 8:55
衆議院分館 第14委員室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、私の方から御報告するものはございません。
私から2点御報告がございます。
 1つは、原発事故周辺の自主避難をされている母子避難者等に対する高速道路の無料措置についてでございます。
原発事故による母子避難者等に対する高速道路の無料措置について、復興庁や地元自治体と調整を続けて参りましたが、ゴールデンウィークにおける利用に間に合うよう、4月26日(金)から開始することに致しました。
対象となる母子避難者等に対する証明書の発行をするわけですが、それに先立ちまして4月15日(月)から全ての避難元市町村において受付を開始することに致しました。
これによって4月26日(金)からゴールデンウィークに向けて無料措置がとられて、これを大きく利用して頂くということになりました。
詳細については、後ほど資料を配布致しますので、事務方にお問い合わせ下さい。
 もう1点、輸入自動車特別取扱制度(PHP)ですが、この上限台数引き上げについてでございます。
少数輸入自動車のための認証手続きである輸入自動車特別取扱制度(PHP)について、この度、上限台数を現行の1型式当たり年間2,000台から5,000台に引き上げることと致しました。
これはTPP交渉に係る日米での事前協議の中でPHP台数引き上げが取り上げられたこと等も踏まえまして、自動車の輸入の際の負担軽減の観点から検討した結果、措置するものです。
詳細については、後ほど資料を配布致しますので、事務方にお問い合わせ下さい。
以上です。

質疑応答

(問)ボーイング787型機についてお伺いします。
先日、国土交通省航空局の記者レクでは運航再開に向けた試験自体は全て終了していて、中味の審査に移っているという旨の説明がありました。
現時点で審査の進捗状況等について進展がありましたらお答え下さい。
(答)この件につきましては、今週火曜日(4月9日)の時点から特段進捗状況について加えることはありませんが、その報告書や解析書等が文書として提出をされたという事実確認がこの3日の間で確認をされたということが新しいことです。
FAA及び国土交通省に対してボーイング社から、バッテリーの改修に対する適合性証明計画に基づいて実施した試験の報告書や解析書が提出されているわけです。
現在、これにつきましてその内容をFAAと緊密に連携をして分析及び評価を行っているところでございます。
運航の再開の見通しについては、現時点では分析・評価を行っている途中であるということで、コメントできるという段階にはございません。
引き続いて、安全かつ早期の運航再開に向けて力を注いでいきたいと思っています。

(問)自主避難をされている母子避難者等に対する無料措置についてですが、当初、予算が成立してからという話もあったと思うのですが、急いだ理由について伺います。
(答)一番望んでいらっしゃるのは、お子さんと父親、例えば原発周辺で影響のあるところに仕事をしていらっしゃるというようなことで、家族が会えるということに何とか答えようということがありまして、従来一つの目処として予算が成立するあたりと申し上げておりましたが、何とかゴールデンウィークに間に合わせたいということで調整をしてきまして、復興庁をはじめとして協議が整って今日発表し、さらに手続きで時間がかかりますから、この手続きに2週間かかるとみまして、証明書を役所に行ってもらって、それを持って手続きすることになりますから、2週間あれば何とかなるのではないかということで26日に間に合わせたということでございます。
被災者の気持ちに寄り添うということが大事で、それを優先したということだと思います。
(問)母子避難者等の無料措置について、子供の対象年齢は決まっているのでしょうか。
(答)満18歳に達してから最初の3月31日まで、つまり学年ということです。

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