大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年3月26日(火) 9:48 ~ 9:57
参議院分館 第24委員会室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議で、独立行政法人土木研究所など7法人の理事長を、4月1日付けで任命することについて了解を頂きました。
 もう一点、これは大事なのですが、観光立国推進閣僚会議の開催でありますが、本日の閣議で内閣総理大臣が主催し全閣僚で構成する、観光立国推進閣僚会議を開催することが了解されまして、直ちに閣議後に第1回会議が開催されました。
会議におきましては、今後各省庁にまたがる副大臣などのワーキングチームなどにおいて具体的な検討を行った上で、観光立国の実現に向けたアクションプログラムを夏までに策定することを決定を致しました。
冒頭総理からも発言があり、本会議を最大限活用して、パワーアップした形で、今年の訪日外国人旅行者1,000万人、なんとしてもインバウンド1,000万人を達成したいということで、しっかり頑張っていきたいと、かなり各閣僚からも発言が相次いで、非常に大事な観光ということに対して、政府をあげて取り組んで行くということになりました。
私の方からは以上ですが、これらの詳細は後ほど資料配付させて頂いて、問い合わせを頂きたいと思います。

質疑応答

(問)西武ホールディングスに対してアメリカの投資ファンドがTOBを表明しているわけですが、鉄道を運営していて公共性が高いとされる企業に対する今回のTOBについて、大臣はどのように御覧になっているかお伺いします。
(答)アメリカの投資会社が西武ホールディングスの株式の公開買い付け、TOBを行っているということに対して、様々な報道があるということについて良く承知をしております。
今日はこれに対して、西武ホールディングスとしてTOBへの意見を金融商品取引法に基づいて表明するというのが今日だとお聞きしております。
国土交通省としましては、企業の経営体制については一義的にはそれぞれの会社において判断されるものと考えております。
一方で今お話のありましたように、西武ホールディングスは傘下に西武鉄道という公共性の高い事業体を有しているということもあります。
このために、安全で安定的かつ良質な鉄道輸送サービスの確保という観点から、今後の動向を注視したいと思っているところです。

(問)今日、ボーイング社が787型機の試験飛行を行いましたが、これについての受け止めと運航再開等へのお考えがありましたらお願いします。
(答)日本時間の今日の早朝に、ボーイング社が改修済みのバッテリーを搭載した787型機の飛行試験を実施したということで、確認も致しましたが、その通り試験が行われたということでございます。
今回の飛行試験は、ボーイング社からは適合性証明計画に基づくものではなくて、その準備データを取得するということで、あくまでボーイング社内で航空機全体の機能確認を行うために実施するということだということを聞き、確認も致しました。
従って、今までそうした適合性証明ということについて、その前段階としての確認・解析を行っているということを何度か私はここでも申し上げてきましたが、今回の試験飛行はそこに至らないその前の段階の、自社内のそのようなデータ取得ということが目的の飛行試験であると思っています。
そのような意味では、この後どの段階かは分かりませんが、適合性証明計画に基づく安全性を立証するための飛行試験という段階になりましたら、そこは航空局職員もFAAも搭乗していくということだと思いますが、時期はわかりませんが、今朝の試験飛行はボーイング社内でのデータ取得のためのものだという状況だと思っています。

(問)観光立国推進閣僚会議ですが、外客1,000万人を達成していくためには、どのようにこの会議を通じて行っていくべきなのかということをお聞かせください。
もう1点、昨日(25日)広島高裁で選挙無効の判決がありましたが、閣僚としての受け止めと、今後の対応をどうすべきか教えてください。
(答)まず前段についてですが、国交省の中で観光立国を推進して1,000万人ということについての布陣は敷いてきましたけれども、各省に跨る、例えばビザの問題もそうですし、あるいは他国との連携ということにおいては各業界の協力も頂かなければならないということで、省庁に跨るということで総理を中心として、ここは力を入れるということで閣僚会議を今日は開かせて頂いて、そしてこれから、そこに基づいて各省庁からも出て頂いて、ワーキングチームが発足するということが今日の段階です。
特に焦点は1,000万人のインバウンドということでありますので、その辺は、各省との連携とともに、外交案件もありますし、今度は迎える側のいろいろなシステムということもありますし、広範な対応をしていきたいと思っているところです。
 広島高裁の判決につきましては、これは判決の結果ということは大事な問題だと、真摯に受け止めていくということが大事で、現在、定数是正や選挙制度ということについて、与党、あるいは各党間で話し合いが今行われている途上ですから、そこはさらに進んでいくということが大事なことだと思っています。

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