大臣会見

太田大臣会見要旨

2013年2月1日(金) 9:34 ~ 9:41
閣議室前
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の国土交通省関係の閣議案件はありません。

質疑応答

(問)今日の午後に中日本高速道路が笹子トンネル事故を受けた再発防止策と言いますか「安全性向上に向けた取組み」というものをまとめて持って来るということですが、このようなものを実際まとめて、いかにそれを実行していくかが問われると思いますが、その辺り大臣が中日本高速道路へ求めたいことはどのような点になりますか。
(答)先日(1月26日)も視察をした時に、中日本高速道路の金子社長と会いましたが、何よりもまず被害者の方々への対応を真摯にしてもらいたいと、そして安全の向上のために原因究明を含めてしっかり取り組んでもらいたいと、あるいは今調査しておりますから、調査というものへの各方面への協力をしっかりお願いしたいということと、復旧と道路の再開ということについて出来るだけ早く、安全というものが当然一番大事ですが、そして(再開の)時期の点でも決まったのであれば出来るだけ早く公表をするようにという指示をしました。
そうしたことを受けて様々な取組みについてまとめて今日は報告があると思います。
(問)そういったものへの実効性についてはどのように思われますか。
(答)重大な事故が起きましたので真剣に取り組んで、社内体制のあり方も含めて取り組んで頂いていると思います。
そして、安全というものを踏まえた上で出来るだけ早く再開するということについても、努力をして頂いていると思います。

(問)笹子トンネル事故の「トンネル天井板の落下事故に関する調査・検討委員会」の進捗状況はどのような状況でしょうか。
(答)ここは厳密に、しっかり調査をして頂いていると思います。
今日も第3回の調査・検討委員会が開かれるということで、現在の状況については報告出来ると思っております。
ただ、内容が今どうなっているかということについては、第三者の方も含めて(調査・検討委員会に)入っていらっしゃいますから、まず報告を受けるということが私達の姿勢です。

(問)事故原因について、ある程度見えている部分はありますでしょうか。
(答)現在のところは、私自身のところに明確な、中間でも最終でもそうですが、これだという事については報告はありません。

(問)一部報道で、ずさん工事が原因だったのではないかという指摘がありましたけれども、いかがでしょうか。
(答)報道は承知しておりますけれども、まさに今調査しているということで、私達が予断すべき時ではないと思います。
まさに調査中であるということだと思います。

(問)関連で、接着剤が根本の部分辺りにしかなかったというその事実自体は大臣は御存知なのでしょうか。
(答)本格的な調査ということの内容の中で報告を受けておりません。
ただ、昨年から報道等で映像も含めてそうした事について、現場ではないと思いますが、いろいろな調査をしているということで、接着剤の事も含めて、いろいろな方がいろいろな意見を述べているという事は承知しておりますが、しっかりした調査という事については、今まさに調査中で、そういう報告は私のところにはありません。
それから、この笹子トンネルの件とは別なのですが、一昨日も千葉県のトンネルで、天井にある、あそこは素堀りの所にモルタルの吹きつけをしているわけなのですが、そこが剥落して落ちたというような事があって、特に道路トンネル等について、そうした剥落等が起きないようにということで、早く点検をしていくようにということを昨日も今日も私の方から指示しているところで、特に道路トンネル等については、出来るだけ点検を急がせたいと思っていますので、これは進めていけるのではないかと思います。

(問)笹子トンネルの全面開通の件なのですが、時期的に前倒しを要請されていましたが、時期的な目途はあるのでしょうか。
(答)まさに最終的に、今それをまとめているのではないかと思いますから、今日の午後の報告でどの程度の報告幅ということを言うかということは、私も非常に関心を持っているというところです。
何より安全が一番大事ですけれども、今日の時点でどういう報告をしてくるのかということを、私も注目をしています。

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