大臣会見

羽田大臣会見要旨

2012年6月8日(金) 10:24 ~ 10:29
国土交通省会見室
羽田 雄一郎 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件では、特に、私の方から御報告するものはありません。

質疑応答

(問)高速ツアーバスの(今夏の多客期の安全確保のための)緊急対策が6日に取りまとめられました。
これについて大臣の受け止めをお願いいたします。
(答)夏の多客期に向けて、やはり緊急に対策を打ち出さなければいけないということで、国土交通省としては、今回の事故を受け止めて、問題点の解明等安全対策の充実に全力を挙げて取り組んできたところです。
特に、政務二役等の検討チームにおいて、安全規制の強化、実効性の確保について、精力的に検討を重ねてきました。
その結果、一昨日6日に夏の多客期に向けた緊急対策を取りまとめたところであり、来週の政務三役会議において正式決定する予定でございます。
国土交通省としては、関係省庁と連携・協力の下、貸切バス事業者、旅行業者等の関係者と一丸となって、緊急対策を直ちに実行していくということにしております。
また、残された検討事項については、個別の課題に応じて早急に検討を進め、成案が得られるものから、実施をしていきたいと思っております。
既に、高速ツアーバス等の過労運転防止のための検討会は外部の有識者の皆さんにも入っていただいて検討をしておりますし、これは何とか6月中にはまとめていきたいと思っております。
また、貸切バスの運賃・料金制度等のワーキンググループをこれから設置して、しっかりと運賃や料金制度についても検討していきたいと考えております。

(問)LCCについてですが、運賃は全く自由化という感じで、考えられないような値段が付けられているのですが、規制緩和でも、航空運賃に対して全く規制はないのでしょうか。
(答)大きな航空会社では、早割などいろいろなことで、利用者の皆さんの利便性、また料金を下げるという努力をされていまして、それを平均すると、それほど変わらないと思っておりまして、そういう意味では安心・安全というものをしっかり確保できた上で、料金というものは考えていくべきだと思っていますので、国交省としてはこれからも注視していく立場だとお答えさせていただきます。

(問)今、政府で検討されていると思いますが、イラン原油に関しての保険についての検討については、今日、内閣での承認はなかったようですが、今後の見通しはいかがでしょうか。
(答)イラン産原油の輸送についてですが、再保険の引き受けについては、6月末まで禁止が猶予されているという状況でありまして、政府としてはEUの対イラン措置による我が国への影響を回避すべく、新法の提出も視野に検討されているところです。
今後の対応については、内外の諸情勢を見極めつつ、適切に対応してまいりたいと思っています。
今後の対応については、内外の諸情勢を見極めつつ、政府全体で判断していきますので、現時点でのコメントは差し控えさせていただきます。

ページの先頭に戻る