大臣会見

前田大臣会見要旨

2012年2月10日(金) 8:22 ~ 8:29
衆・本会議場 中庭側廊下
前田武志 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議で御報告する案件はございません。
地方自治体の道路除雪に対する支援について申し上げます。
本日、道府県等に対し社会資本整備総合交付金101億円を追加配分いたします。
このほか、市町村道の除雪費に対する臨時の特例措置としての支援を検討するため、降雪状況や除雪費の執行状況等を把握する調査を開始するよう、本日指示したところでございます。
引き続き、雪害対策について万全を期します。

質疑応答

(問)先日、ジェットスタージャパンが就航開始日を7月と発表しました。
エアアジアより1か月も早い就航開始を発表したところなのですが、国民へのLCC参入のメリットを大きくするためにも国として支援策を考えられていると思いますが、具体的にはどのようなことを行われるのでしょうか。
(答)3月1日がピーチアビエーション、それからジェットスター、もう一つはエアアジアということで、いよいよ日本もLCC時代になったのですが、これはインバウンドあるいは日本の観光にも非常に大きなメリットがあるわけです。
もちろんオープンスカイということがもう一つの大きな前提になります。
具体的には着いてすぐ給油できるような形にして駐機時間を少なくしたり、それから、あのようなものはレンタルが多いのでしょうから、機体に刻印するようなやり方だったようですが、結構そういうことが負担だそうです。
それを機体をいじらないで済むシートを貼るようなやり方だとか、いろいろ具体的な方法はあるようです。
出来るだけのことを致します。

(問)市町村道への除雪の臨時補助の件ですが、交付時期と交付規模は、現時点ではどれくらいの見通しを持っておられますでしょうか。
(答)まさしくそれを調査しているわけです。
もちろん特別交付税だとかいろいろありますが、それでも足らずまいのところがあるかと思いますので、国土交通省道路関係の予算で、まだ残っている分をかき集めて、何とか必要な所には手当をしたいと考えております。
今までも、平成18年の豪雪の時にも行っております。
したがって、今の所はいろいろな手当を行っておりますが、3月に入ってからということになると思います。

(問)昨日、石巻の造船所を公的に支援して再生させようということが決まりました。
国交省として、造船を預かるということと、復興を預かるという意味で御所見をお願いします。
(答)東北では大きな造船所です。
しかも石巻にあったので、壊滅的なダメージを受けているわけですから、企業再生支援機構で支援を行って、何とか早く復興できるように全面的に支援を行いたいと思っております。
非常に実績もあるし評価の高い造船所のようです。
しかも、あの地域における造船所ですから、裾野が広くて、石巻のみならず、東北地方における産業のひとつの大きな存在ですから、何とか早く立ち直ってほしいと思います。

(問)除雪の関係ですが、まだまだ雪が降っておりますが、今回の補助で足りなくなった場合の対応はどのように考えているのでしょうか。
(答)除雪の関係については各省あって、総務省は自治体関係で特別交付税ということで対応するでしょうし、予備費でも徹底的に対応するでしょう。
国交省としては、主に道路除雪ということを中心に対応しているわけです。
特に交通に関するということで、集落を塞いだりしているわけですから、そういう意味で今御質問のあったように、知事管理の道路に関しては社会資本整備総合交付金の留め置き分を101億円強出して、さらにまだまだ絞って、そしてまだ残りも出すというつもりです。
それから市町村道等については、県からもいくでしょうし、特別交付金等の措置がなされるわけですが、国交省として更に特別の措置をするということで、その調査に入ったということです。
今までも何度か経験しておりますが、こういったものが最終的にはお困りの所に効果的な措置になると思います。

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