大臣会見

前田大臣会見要旨

2011年11月29日(火) 9:34 ~ 9:42
国土交通省会見室
前田武志 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私から御報告することはございません。

質疑応答

(問)整備新幹線の問題ですが、大臣は先週末、北海道に行かれて、現地で「札幌までつなげることが北海道の発展に欠かせない。」「条件クリアの見通しがついてきており、近く結果を出す。
私の腹は決まっている。」というような発言をされ、札幌延伸に前向きと取られるような発言をされていらっしゃるわけですが、改めて発言のご真意と今後の見通しについてお願いします。
(答)発言の中身についてはチェックしておりませんが、御当地で、気分としては前向きに受け止められるような発言はいたしました。
ただ、「本年中に決まるのか。」といった質問があったので、時期的なことは分からないと申し上げました。
今、最終的な詰めを行っているところであって、現地である札幌でしたから、北海道だけではなく、全国で3つありますと、それが最終段階なんだということを申し上げました。

(問)「近く結果を出す。」ということについては、何らかの方向性が示されるということなのでしょうか。
(答)もちろんそうですが、今、事務局は実務的な詰めの段階です。財政当局もあれば、現地もあります。
5つの条件をほぼクリアできる近くになってきているのかなという感触は持っておりますが、地元の受け止め方などが5つの条件の中に入ってきておりますので、このようなことを含めて最終的な詰めを行っており、9合目という風に申し上げたと思っております。

(問)5つの条件がクリアされれば、着工に向けて大きく前進すると言うことでよろしいのでしょうか。
(答)私はそのように受け止めています。
要はステークホルダーと言いますか、関係者が最終的な詰めを精力的に行っていただいているところです。
とにかくできるだけ早く結論は付けたいと思っております。

(問)整備新幹線の件ですが、着工に向けた五つの条件の中で、安定した財源確保の見通しというものがあったと思うのですが、これについて財源確保の見通しは立っているのでしょうか。
(答)まだ断定的に申し上げることはできません。
要するに、財務当局との話合いとかというようなことですが、皆さん方も調査、研究していただいて、だいたいおわかりのとおりです。
ある程度の見通しをもって、財務当局と話合いをしているということです。

(問)大臣は十津川出身ですが、高等学校は大阪の高津高校です。
今回の大阪の選挙ですが、橋下前知事は大阪の北野高校です。
今回の大阪の選挙は、いろいろな意味で関心を持っておられたかと思います。
そこで質問ですが、大臣はどちらサイドで応援されたのでしょうか。
また、今回の選挙結果をどのように御覧になりますか。
(答)大阪という所は、私が国会に出た頃は、関西空港がいよいよ開港、それから関西学研都市のプロジェクトが進み始めた頃で、私はこの特別立法幹事役で行ったのですが、関西の地盤沈下が言われ始めた頃です。
それでも関西の経済界も含めて、存在感は大きかったのですが、どんどん落ち込んできた。
そういった状況を前提にしますと、選挙の結果は、大阪市民、大阪府民が、何とか変えてくれる政治家を望んでいたということは、政治に対する期待という意味では底流にあったのではないかと思います。
あれだけの大差で、ダブルで圧勝しているわけで、松井新知事には少し失礼にあたるのかもしれませんが、これまで、政治家としては、それほど広く知られていた方ではありませんが、橋下市長があれだけの大差で勝ったということは、市民のみならず府民もやはり橋下市長の政治的な方向に期待をもったということだろうと思います。
もちろん今は行政の長ですから、私の立場として選挙には一切関わりませんでした。

(問)八ッ場ダムの問題についてですが、今日、関東地方整備局で事業評価委員会が開かれます。
一方で民主党でも議論が進んでいますが、大臣は、民主党の議論はどのように受けとめられるおつもりでしょうか。
(答)今、民主党内の議論を、注目して見守っているところです。
もちろん今までも民主党の議員団が個別に私の所に来られたり、あるいは、いろいろな場面でお話を伺ったりということはありましたが、党として正式に部会で議論を行っていただいていますので、これは注意深く結果を受け止めていきたいと思います。  

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