大臣会見

前田大臣会見要旨

2011年11月18日(金) 9:57 ~ 10:05
国土交通省会見室
前田武志 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件について、私の方から一点御報告をさせていただきます。
本日の閣議で、北海道旅客鉄道株式会社の代表権を有する社長人事について、ご了解を頂きました。
この人事は、正式には11月下旬に開催される取締役会で決定される予定です。
空席になっていた社長について、現会長である小池明夫さんを代表取締役社長に任命するものであります。
私からは以上です。

質疑応答

(問)リニア中央新幹線の中間駅の費用負担問題について、来週の21日からJR東海と沿線6県との協議が始まります。
費用負担のあり方について大臣としてのお考えと、協議ではどのようなことを期待をされているのかお聞かせ下さい。
(答)交通政策審議会中央新幹線小委員会の答申に基づいて、JR東海が各駅の具体的な建設費用を精査して、駅の費用負担に関する考え方を示すべきであると指摘されているわけですが、それに沿ってJR東海が自治体間との協議を始めるということです。
これはよく話し合っていただき、円満に答えを出していただくように国交省としては見守る、あるいは側面支援を行っていきたいと思います。

(問)大臣として、費用負担のあり方について、いかがお考えでしょうか。
(答)今はそういうことを言うべきではないと思います。
審議会等の指摘といいますか、方向に従って行っていただきたいと思います。

(問)民主党の国交部門会議の下に八ッ場ダムの問題分科会が設置されましたが、今後、分科会の議論を大臣としてどのように受け止めていかれますか。
(答)会議は今朝の八時半から行われたと思いますが、大臣が中間とりまとめに示されたスキームに沿って、国土交通省の対応方針を決定することにしておりますので、まずは今後なされる議論を見守って行きたいと考えております。

(問)JR北海道の人事ですが、資料には、取締役会は11月21日と25日と二つありますが、どちらで決まることになるのでしょうか。
(答)25日です。

(問)会長については、今、副社長をされている柿沼さんが代表権なしの会長ということでよろしいでしょうか。
(答)その先については正式に聞いておりませんので、今の段階で私から申し上げることはございません。

(問)JR北海道の関連ですが、つい先日も、車掌が乗務中に読書をしていたなど、企業風土の改善という意味では道半ばだと思われますが、新しい社長への期待等、何かあればお願いします。
(答)火災事故については皆様方の報道でも承知しておりますし、かなり混乱したということですから、その後、JRのマネジメントや、あのような危機における対応について、マニュアル等を含めて相当改善を進めてきたと伺っております。
このような時だけに、会長をされておられる方が、代表権を持った社長になって、会社の新たな再生に向けてしっかりとしたリーダーシップを発揮して、経営改革、安全改革に取り組んでいただきたいと思っております。

(問)高速バスの件ですが、事業に新規参入したツアーバスが停留所を持てないということで、路上駐車のような問題があり国交省でも今対応を考えられているそうですが、大臣のお考えをお願いします。
(答)現実には非常に便利に利用されていて、特に若い方々の利用者が非常に多いと聞いております。
「バス事業のあり方検討会」において、現実的な対応策を何とか早く出していただきたいと思っております。

ページの先頭に戻る