大臣会見

大畠大臣会見要旨

2011年6月14日(火) 8:34 ~ 8:40
参・本会議場 中庭側廊下
大畠章宏 大臣

閣議・閣僚懇

閣議後の記者会見を始めさせていただきます。
今日の閣議では、首都圏白書、土地白書、観光白書の3つを閣議決定させていただきました。
皆さんのところにも届いていると思います。
少し分厚いのですが、ぜひ御覧をいただければと思います。
以上であります。

質疑応答

(問)2次補正の編成時期について、総理は来月中旬という認識を示す一方で党内からは早期退陣を求める声も出ております。
そこで、2次補正の編成時期や退陣の時期、また会期延長について大臣の御所見をお願いします。
(答)1次補正では、例えば仮設住宅などあの時点で行うべきことを出したわけでありますが、2次補正については乗せるべきものを、今、国土交通省内で積み上げをしております。
国土交通省としては2次補正の積み上げをしておりますので、行なうという状況になればいつでもできるということであります。
これは財務省や党等が中心になると思いますが、私どもとしてはできるだけ早く2次補正は提出すべきだと考えております。

(問)総理の退陣時期や会期延長についてはどうですか。
(答)このことについては様々な論議がされております。
それぞれ今出ている意見が非常に活発に論議されておりますので、私の方から特に言うべき課題ではないと思います。
いずれにしても、各党の意見というのは予算委員会等でもかなり論議が進んでおりますが、今週中に両院議員総会が開会されると聞いておりますから、その両院議員総会の中で民主党内の意見を出していただいて、それを踏まえて党執行部が適切に判断して決断を下すということになると思います。

(問)北海道エアシステムの飛行機が地上ぎりぎりまで降下したということがありましたけれどもそれに対する受け止めと再発防止策などお考えがあればお聞かせください。
(答)その話を伺いましたが、一言で言えば、非常にたるんでいますね。
人の命を乗せて飛ぶという航空の仕事をしながら、なぜかそういう意識が欠落しているのではないかと。
それも、その事案があった以降、34便同じ機体で飛行を続けていたという話も受けましたが、会社自体も緊張感がないということで、国土交通省として立ち入り検査を行うという指示をして、現在その段階に入っているわけであります。
飛行機もそうですし、鉄道もそうですが、もう一度、人の命を乗せて運営をしているという業の根本に立って物事を考えていただきたい、そう私は強く感じました。
したがって、今回の問題はいろいろな調査がされていると聞いておりますが、なぜそういう状況に至ったのかということと同時に、会社としての運営の基本的な考え方を根本から問うことが必要だと私は思います。

(問)先ほど2次補正の時期について、できるだけ早く提出すべきというお話がありましが、それは総理の言われている7月の提出が望ましいということでしょうか。
(答)総理もそのような意向を示されておりますが、国土交通省としては今やるべきものがずいぶん積み上がってきましたので、それを積み上げて早く実行することが大事だと思います。
いろいろと政局的なことが言われておりますが、今、私たち政治に携わる者が考えることは何かというと、被災地や被災者の方々のことを第一に考えて、最善を尽くすということが必要だと思いますから、私は今の状況の中でもできること、しなければならないことは、早急に2次補正に積み上げて、どのような体制だとしても、それを実行するという責任があると思います。

(問)北海道エアシステム関連の質問ですが、立ち入り検査の結果によっては、今後何らかの処分も検討されるということでしょうか。
(答)私としては基本的に国民の命と暮らしを守る国交省という方針でやってまいりました。
特に、旅客というお客さんの命に係わる問題ですから、これはよく実態を調査した上で、その結果によって厳しく対処しなければならない事例だと思っております。

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