大臣会見

前原大臣会見要旨

2010年6月11日(金) 10:00 ~ 10:08
国土交通省会見室
前原誠司 大臣

閣議・閣僚懇

私からはございません。

質疑応答

(問)郵政改革法案の成立が困難になったということで、亀井大臣が辞任ということになりました。
政権発足早々に閣僚が辞任するという事態になりましたが、政権運営に与える影響についてはどのようにお考えでしょうか。
(答)国民新党さんの中でお話をされて、亀井大臣は辞任をされるということになりましたけれども、連立維持をしていくということは合意をされたようでございますし、また国民新党さんの中から後任の大臣を選んでいただけるようでございますので、これからもしっかり国民新党との維持をしていき、お約束をしたことを実行していくということに尽きるのではないかと思っております。

(問)各報道機関の世論調査で内閣支持率が軒並み60パーセント台に急回復をしたということですが、そのことについての受け止めをお願いします。
(答)セカンドチャンスを頂いたということだと思いますけれども、もう後はないという気持ちでしっかり去年の総選挙の政権交代に込められた国民の思いというものを実現するために頑張ってまいりたいと考えております。

(問)国際コンテナの戦略港湾についてお尋ねしたいのですが、昨日、長安政務官が記者会見で公表時期は全く白紙だということをおっしゃっていたのですが、6月中に選定していても、公表時期が例えば参議院選挙の後に先送りするといったこともあり得るのでしょうか。
(答)今のところ、6月中に選定、決定をするという方針は変えておりませんけれども、公表時期については、諸々、どういった時期に選挙があるのかということも含めて考えていきたいと考えております。

(問)菅内閣は発足当初から内閣の一体性ということをおっしゃっていましたけれども、発足早々このようなことになってしまった原因はどういうところにあるとお考えなのかということと、参議院の方ではこれだけ支持率が上がったのですぐに選挙にいきたいという形でこういうふうになったのではないかとの声もありますけれども、そうした声に対して大臣はどのようにお考えでしょうか。
(答)私も新国対委員長などと話をしていて、安倍政権が参議院選挙で負けた原因というのはいくつか原因はありますけれども、大きな要因となったのは数を頼りにして強行採決を連発した、この暴走を止めないといけないという民意が働いたということもありましたよということで、したがって、やはりある程度の審議時間は持ちながら、丁寧に国会運営をしていくということが大事ではないかと私は思いますという話をしておりましたし、私も一政治家としてそういう思いを持っています。
昔ある自民党の総理を経験された方にお話を伺ったときに、これから政治活動していく上でこれだけは一つ覚えておいたほうがいいと私は教えられたことに、与党が数をたくさん持っているときは極めて慎重に国会運営をする、少数の野党の意見を聞いて丁寧に行うことが大事だと、与野党伯仲をしているときは、これは時には強引にやることも必要だと、つまりは数を持っているときはそれだけ謙虚でなければいけないと、こういう話をある総理経験者から伺ったことがありますけれども、そういう意味からすると、今回の私は参議院選挙の後に仕切り直しをして丁寧にやっていくということについては、私個人としては結構なんではないかと、そう思っております。

(問)支持率が高いがゆえにすぐに選挙に持っていきたいという声に対してはいかがでしょう。
(答)参議院の方々からすれば、今まで選挙の準備をされてきたわけでありまして、そういう意味では予定どおりやっていただきたいという思いを持っておられるのは、私は当然のことではないかと思います。

(問)荒井国家戦略相についてですが、知人宅を主たる事務所として届け出て、事務所経費を計上していましたが、こうした届出、あるいは計上は適切だとお考えでしょうか。あともう一点、事務所費として公開された領収書の中には、漫画や衣類などを購入した代金のレシートが含まれていましたが、こうした支出を事務所費としていたことは適切だとお考えでしょうか。
(答)連絡事務所という話ですし、党の調査では問題なしという御判断のようですので、私自身が詳しく調査をしたわけではありませんので、確たるコメントは差し控えさせていただきたいと思っております。
また、領収書の中身に何があったかということについては、噂とか報道では聞いておりますけれども、それについては確認をしておりませんので、それについても差し控えたいと思います。ただ、一般論として漫画の購入費用というものは政治資金で行うということは適切ではないと思います。

(問)今回、会期がほぼ日程どおりということで、高速道路の法案が継続審議になることがほぼ確実かと思います。
国会審議の動向を見て検討されると言いつつ、国会で全く議論がなされないまま審議が先送りにされたという事態についての受け止め、お考えをお願いします。
(答)法案の審議をどのように進めていくかということは、国対、あるいは現場の委員会の理事にお任せすることでございますので、私がコメントすることは差し控えた方が良いと思います。いずれにいたしましても、土日ETC限定1,000円というのは来年の3月末で終わりますので、放置をしておけば元の高い高速道路料金に戻るということでございますので、仮にこの国会で審議がされない、そして決まらないということであれば、できるだけ早い時期に手当てをすることが必要ではないかと考えております。

(問)大臣は以前に、年内をめどに高速道路の整備の基本的な考え方をまとめたいとおっしゃってこられました。
今度、臨時国会にこの法案がいった場合にその基本的な方針とその法案の関係というのはどういうふうになってくるのでしょうか。
(答)まだ確たることは決めておりませんので、ある程度方向性というのが固まってきたらまたお話をしたいと思います。

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