大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年9月11日(金) 10:34 ~ 10:44
国土交通省会見室
金子 一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議では、当省に関係するものでは政令が1件、「平成21年8月8日から同月11日までの間の豪雨及び暴風雨による災害についての激甚災害並びにこれに対し適用すべき措置の指定に関する政令」の決定がありました。私からは以上です。

質疑応答

(問)自民党総裁選ですが、現時点でまだ明確に名乗りを上げた方はおられない状況ですが、大臣としてあるべき新総裁像或いは総裁候補の条件についてどうお考えですか。
(答)鳩山、小沢さんと党首討論、本会議、予算委員会等々で渡り合う訳ですから、それに十分耐えられる人、逆に言うと少し言い方が失礼かもしれませんが位負けしない人。二つ目は、来年参議院がありますから、実質始まっていますが、ここで勝負掛けますからここをきちんと対応出来る人。三つ目は、若手を育てるということを今度ははっきり執行部で見せると、若手もちゃんと育てていくという抱えていくという度量を持っている人ということになりますかね。最後が、麻生さんは残念ながら「景気対策」を最優先と言ってきたのですが国民の心に届いてなかった、或いは届かなかったと思います。真の保守とはというので、自民党の持つ社会の絆というベースに基づいた考え方を国民に心に響くようなものを表現出来る人、難しい条件があれこれつきましたけども直に現れます。

(問)直に現れるというのは、念頭にある人が。
(答)直に決まりますということです。

(問)毎回お伺いして恐縮なんですが、補正予算の執行状況ですが、先日はまだ報告がないということでしたが、その後、報告は大臣の方に上がったんでしょうか。
(答)報告を伺ったんですが、まだ調査中、7月中になっていたんですけど、幾つか段階があって県に配分してしまっているもの、或いは告知というのかな、通知しているもの、それから契約してはいないけども何か通知しているもの等々、幾つか段階があるみたいですね。7月末なんですが、民主党はもう少し8月末で詳しいものを要請しているようですから、それを今作業中という状況なものですから、一部報道に何兆円と数字が飛んでいますけども、どの段階なのか、県にも通知してしまって県議会で上げてしまっているものは除いているのかどうかというのが、段階が幾つかありますので、それによって随分数字が違ってくるのではないかと思ってます。結論から申し上げれば、現在8月末に向けて精査中ということです。

(問)補正についてですが、補正については大臣はこれまでご努力されて作られたものだと思うのですが、それに待ったをかける状況になって、これからどういう混乱が想定されるかお伺いしたいのですが。
(答)補正もアニメの殿堂とか農地を買うといったような他省庁絡みですけどあります。公共事業関係も当然見直しの対象にされると思いますけど、一方で後任の方には是非もともと持っている経済効果を十分配慮してもらいたいと思います。

(問)各自治体から凄く反発の声が広がっておりまして、東国原知事などは凍結されれば法的な対応も検討するということも言っておりますけれども、それについてはどうでしょうか。
(答)東国原知事だけではなくて、議会に既に通知されているものは、知事だけではなくて、地方議会に対して非常に不信感を与えてしまうのではないかというのが私の見解です。今回、国の事業と同時に地方の負担についても国でカバーする方法をかなり取り込んでますので、そういう意味で地方の歳入・歳出計画を地方自治体は玉突きで全部見直しをしていく必要が出て来ると思うのです。そういう意味で、地方自治体の仕事の発注が相当大幅に遅れることになるのだろうと思います。そういう意味で、経済への影響が出かねないというのが当然民主党もお分かりになっていると思います。それをどう対応するのかというのは新しい政権の判断だと思います。

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