大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年2月6日(金) 8:47 ~ 8:53
衆議院議員食堂
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議は我が省に関係するものはありませんでした。閣議前に「第2回緊急雇用・経済対策実施本部会合」がありました。これは具体的な雇用、こういった事業で雇うという各事業分野での実例集、相当分厚い物ですが、これが用意されて我々にも配布されました。農業、公共事業のみならず観光の分野、こういった言わばこういう事業で雇用が創出されるという具体例ですが、官房長官から地方自治体や県に配布するといった話がありましたので、「今マイクロチップで送れるので、全市町村、自治体に送るべきだ」と私が申し上げ、「そうしよう」ということになりました。それに伴う費用というのは、今度の第2次補正予算或いは本予算で各地方自治体に相当配分されますので、具体事例をどのように地方自治体がそれぞれ使って雇用をやっていけるかという知恵比べになるのかなと思います。私からは以上です。

質疑応答

(問)先日航空業界への支援について前向きなお考えを示されました。今後どのように進めて行かれるのかというところを教えて下さい。
(答)我が国の航空業界をしっかり支えていきたいと思います。本年度末を目途に施策のパッケージをまとめていけるように指示しました。間に合うかどうかという意見もあるようですが、いずれにせよ年度末というのが1つの色んな意味での大きな節目になります。何とか3月までにきちんと施策が具体的に出せるようにしていきたいと思います。内容は現在検討している最中です。

(問)先日大阪府の橋下知事が直轄事業負担分の一部カットのお考えを示されましたが、それについて大臣のご所感を頂きたいのですが。
(答)前知事がご上京された時も、大阪の道路網についてご要望がありました。道路を造ってくれという要望でしたが、その時に地方自治体、特に大阪府はお金が無いと、苦労しているんだというお話がありましたので、「橋下さん、あなたのところだけ負担を減らしてくれという訳にはいかないでしょうと、宮崎県にしても、鳥取県、島根県にしても、知事さん自ら負担するから早く造ってくれというご要望がありますよ」と。そういう中で、大阪だけ負担を減らしてと、それは出来る話ではないので、そうであるならば何か大阪として自分たちでこうしたいということを考えてらっしゃいと、例えば関西国際空港、まだありませんけど、貨物ヤードから関西国際空港に向かう鉄道網を新たに進めるとか、関西復権ビジョンを考える上で、道路、鉄道、飛行場は知事だけでは出来ないだろうから、関西経済界の人も巻き込んで、あるいは周辺の知事も喧嘩ばっかりしてないで巻き込んで、そういうものを造るという中でパッケージで考えなさいよと、そういうのを出されたらどうですかという話をしてまして、ギョッとした顔をしてその時はお帰りになりましたが、しかし念頭にはあるんだと思います。ただ、今度、予算編成の過程で、私から言われた話とは別に具体的な切実な話として出て来たんだと思います。では一体どうするのか、規模を縮小するのか、規格を減らすのか、何か府が負担出来るように事業を遅らせるのか、色んな工夫があると思います。コスト削減が出来るものが一番良いんだと思います。そういった内容も含めてこれから見直しをして、やれるものはやっていきたいということになります。

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