大臣会見

金子大臣会見要旨

2008年10月3日(金) 9:17 ~ 9:28
参議院議員食堂
金子一義 大臣

閣議・閣僚懇

 おはようございます。今日の閣議では国土交通省に関係のある事柄はありません。比較的国民の皆さんの関心のある事項を一つだけ。今日出された「交通事故死ゼロを目指す日」の実施を9月30日に実施しました。47都道府県の内、当日発生した交通事故が死亡事故にならなかったのが33県。当日発生した交通事故により全国で17人の方が亡くなられ、うち高齢者が15人だったようです。こういう交通事故ゼロにはこの日は残念ながらならなかったのですが、こういう交通安全に関する国民意識を更に向上させ繋げていきたいと、野田担当大臣から報告がありました。私の報告は以上です。

質疑応答

(問)大阪市の難波で個室ビデオ店で火災が起きて15人の方が亡くなられたのですが、国交省として建築基準法を所管する立場から調査に入っているとのことですが、現在の調査状況あるいは今後の対策等ありましたらお願いします。
(答)15人が亡くなられるという痛ましい事故で心からお悔やみを申し上げます。今調査に入っています。通路の幅あるいは壁が不燃材だったのかどうかというような問題もあります。まだ報告は受けておりませんが、調査結果を受けて必要な対応を執って参りたいと思います。現在のところ、直ちに建築基準法違反かどうかはまだ分かっていません。

(問)一部報道で大臣が代表を務める自民党の支部が談合で排除勧告を受けた企業から献金を受けていたというものがありましたが、その真偽は如何ですか。もし真実であれば何か対策は取られたのでしょうか。
(答)私も確認を取らせて頂きました。事実でありました。大変不注意な事情でありました。心からお詫び申し上げます。早速返還する手続きを取らせて頂きます。

(問)先日、麻生総理の方から追加の景気対策の必要性を滲ませるような発言がありましたが、大臣自身は追加の景気対策ということに対して必要性等含めてお考えがあればお聞かせ下さい。
(答)総理が踏み込んで更に、という趣旨の発言をされました。29日に既に第1次案が出されていますので、それを更にどういう段階で政府として出すのかということについては私も注視しています。追加の必要があるかどうか、これは明日になるんでしょうか、アメリカの金融安定化法案が下院で修正されるかどうかといった極めて予測し難い状況もある、それによって影響も受けるということですのでよく注視して参りたいと思っています。私個人としては、やはり100年に一遍の金融不安が来ている状況ですから、更に必要があればきちんと対応すべきだと思っています。

(問)民主党からの質問等の要求に対して各省庁が事前に自民党側にその内容を教えていたという話が出ていますが、国土交通省に関してそういった事実があったのかあるいはこの問題に関する大臣の御所見をお伺いしたいのですか。
(答)自民党国会対策委員長からこういう資料請求に対するルール作りをやりたいということで、民主党の国会対策委員長にかねてからそのルール作りを申し入れされていたというのは知っています。そういう一環で、どの程度の負担等々があるのか、既存の出来合いの資料であれば事務負担はそうはないのですが、非常に労力を要するものなのかどうかという実態も、ルール作りのために知りたいというのが自民党国会対策委員長の趣旨だと私は理解しています。ただ、そういう申し出があったからといって、政府側、特に国土交通省が民主党から資料請求があっても協力しないというものではないです。出来るだけの協力はしています。一般論として言えば、議員内閣制ですから、与党側の意向に協力していくということは決しておかしな話ではないと思っています。

(問)国土交通省としては、民主党から資料の請求があった時には自民党の国対には伝えていたということで宜しいですか。
(答)改めて伝えて欲しいという要請が近々にあったということです。

(問)要請があっただけで伝えてはいないのですか。要請を受けて実際に連絡はしていないのですか。自民党の国対から要請があったということは今の時点では聞いていますか。
(答)今のところは聞いていません。

(問)実際に請求があったということを自民党に連絡したということはないのですか。
(答)私は聞いていません。

(問)この件について、民主党というか、野党側から民主主義のルールに則っていないのではないか、事前検閲ではないかという指摘が出ていますが、これについてはどのように反論します。
(答)これまでもそのような資料請求があれば出してきましたし、協力していく方向は変わりありませんから、そういう意味では変わりはないのだと思います。ただ先程のような一定のルール作りのために報告して欲しいとのことですから、それに協力することは議員内閣制の下ではおかしな話だとは思いません。

(問)タクシーの事でお伺いしたいのですが、交通政策審議会の作業部会で、運賃について自動的に認めてきた幅をもう少し圧縮すべきとか、今までの幅で、下の分はもう少し取り締まるべきとか、要するに規制を強化する方向で話をすべきという検討結果が報告されているのですけれども、これは値上げに繋がる懸念もあるのではないかと思っているのですが大臣はどのように思われますか。
(答)すみません。ちょっと内容を聞いていないので、早速に聞いて中味を少し吟味させてください。

(問)先程の献金の件について不注意な受領だったということですが、経緯をもう少し教えて頂けますか。
(答)報道がありましてすぐにチェックをさせまして、公正取引委員会の排除勧告を受けているのかどうか、受け取りの事実があるのかどうかという確認をさせますということで、その事実関係が先程も申し上げましたように分かりましたので返還の手続きを取らせて頂いたというのが経緯です。

(問)詳細については事務所に聞けば教えて頂けるのでしょうか。
(答)自民党支部の事務所、地元の事務所です。

                                 

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