第8回自動車燃費基準小委員会 議事要旨

第8回自動車燃費基準小委員会 議事要旨

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総合資源エネルギー調査会 省エネルギー・新エネルギー分科会
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合同会議(第8回)
議事要旨
 
1.日 時:2019年6月3日(月)15:00~18:00
 
2.場 所:経済産業省 別館3階 310共用会議室
 
3.出席者:
【委員】
  塩路座長兼委員長、青山委員、大石委員、河合委員、草鹿委員、竹岡委員、永井委員、近久委員、津江委員、松村委員
【オブザーバー】
  神岡オブザーバー、倉林オブザーバー(日本自動車工業会)、青木オブザーバー(日本自動車輸入組合)
【事務局】
  経済産業省  松山省エネルギー・新エネルギー部長、吉田省エネルギー課長、立石省エネルギー課長補佐、井出省エネルギー課長補佐、石川自動車課室長
  国土交通省 島自動車局次長、佐橋環境政策課長、河野環境政策課専門官
 
4.議 題:
第一部
  [1]燃費基準値について
第二部
  [2]目標年度について
  [3]達成判定方式について
  [4]表示事項等について
  [5]とりまとめ案について

5.議事要旨:
○本合同会議の開催形式について
本合同会議の第一部は、個別企業の企業秘密に関する情報を取り扱うため、企業秘密保護の視点から、非公開で行うこととなった。
 
 
○議題[1] 燃費基準値について
トップランナー計測、技術ヒアリング及び2030年度の出荷車種構成の見通しを踏まえて事務局から提示された新たな燃費基準値が了承された。
 
○議題[2] 目標年度について
目標年度を2030年度とすることが了承された。
 
○議題[3] 達成判定方式について
  ・現行燃費基準と同様に企業別平均燃費基準方式(CAFE方式)とすることが了承された。
  ・達成判定においては、燃費向上に向けたあらゆる努力を促す施策や追加的な考慮事項の必要性について検討するための中間評価を実施すべきとされた。


○議題[4] 表示事項等について
現行燃費基準と同様にTank to Wheelのカタログへの表示を継続するとともに、動力源が異なる自動車間でのエネルギー消費効率の比較のためにWell to Wheelの考え方に基づく表示等について検討すべきとされた。


○議題[5] とりまとめ案について
事務局から新たな燃費基準のとりまとめ案の説明を行った。
委員からの主な意見等は以下のとおり。
  ・運輸部門におけるCO2排出量のうち乗用車の占める大きさを明確に示すため、運輸部門に占めるCO2排出量について記載すべき。
  ・EVやPHVの普及のための政府支援について、具体例を記載すべき。
  ・WtWの考え方について国民の理解を深めるため、WtWの意味を積極的に周知すべきである。また、WtWの表示の検討については速やかに行うべき旨を記載してほしい。
  ・自動運転はEVやPHVに限らない技術なので、達成判定における考慮の記述は、EVやPHVの普及についての留意点と別項目として記載すべき。
  ・EVやPHVの車種が増えるとEVやPHV同士での比較がより重要となるので、今後、必要に応じて更なる表示項目を検討すべき。
  ・エネルギー消費効率の算定根拠となる数値は、できる限り具体的に記載すべき。
本日の意見と、1週間以内に提出される追加の意見を踏まえて、座長の承認を経て、確定することとした。

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