大臣会見

赤羽大臣会見要旨

2021年4月2日(金) 8:43 ~ 8:47
衆議院分館
第17委員室前
赤羽一嘉 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で報告はございませんが、このほか1点報告をさせていただきます。
スエズ運河におけるコンテナ船の座礁事案についてです。
現地時間3月23日火曜日、我が国の船主が実質的に所有するコンテナ船「EVER GIVEN」がスエズ運河内で座礁し、同運河の通航が不通となった事案については、現地時間29日月曜日に無事離礁し、同日より運河通航が再開されました。
昼夜を問わず離礁作業に携われた全ての関係者、特にエジプト政府関係者の皆さまに対し、心から敬意を表する次第です。
国土交通省としましては、我が国を含む世界経済において極めて重要なシーレーンであるスエズ運河の早期復旧に御尽力されたスエズ運河庁関係者に対する謝意の伝達、今後の二国間の協力強化に向けた意見交換等を行うため、国土交通省職員等4名の専門家チームをエジプトに派遣することとしました。
関係者との調整等を行うための先発隊として、先月まで在エジプト日本国大使館に書記官として3年間勤務していた国土交通省職員1名を、既に現地に派遣しておりますが、今後、海事局担当の大臣官房技術審議官を含む国土交通省職員等を随時派遣してまいります。
詳細は、後ほど資料を配付いたします。
私からは以上です。

質疑応答

(問)ミャンマーの治安当局によるデモ弾圧の対応なのですが、加藤長官が経済支援でインフラ整備とかについて、政府の支援見直しの検討をするような趣旨の発言をされていますけれども、国土交通省管轄の案件ではどの様な対応と影響が出ているのか教えてください。
(答)国土交通省が所管する分野のインフラ整備協力プロジェクトについては、2月1日のクーデター後、最近のミャンマー国内の事態の悪化を受け、現在工事等が実施中のプロジェクトは一部のみにとどまっていると承知しています。
今後の工事等の実施については、国土交通省としては、外務省等関係省庁とも連携し、関連情報を引き続き収集し、適時適切に必要な対策を講じてまいります。
現時点で申し上げることができるのはそれだけです。
 
(問)先日、大臣は各自治体が独自に行う観光支援について財政支援を行う旨の発表をされました。
4月からということでしたが、現在実施状況はどのような状況でしょうか。
(答)まず、先日のNHKの番組において、少し誤解があったみたいですけれども、国として今この時期に新たに観光にドライブをかけるという受け止め方は誤りですので訂正をお願いしたいと思います。
3月26日に事業の実施について発表させていただいた後、31日にオンラインで都道府県向けの説明会を開催し、また、本日も2回目の説明会を開催する予定です。
第1回目の説明会後、複数の県より制度についての問合せ等がありました。
現在、各都道府県において、感染状況等を見極めながら、事業の実施について検討を進めていただいているところであると承知しております。
本支援事業自体はいつでも始められる状況ですが、現時点でどこが行うというのは特定されておりません。
引き続き、都道府県と連携しながら、できる範囲で地域の観光関連産業を適切に支援してまいりたいと考えております。
 

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