上下水道

2022年7月7日 令和4年度下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)の採択技術を決定

令和4年度下水道技術海外実証事業(WOW TO JAPANプロジェクト)の採択技術を決定
 
国土交通省では、海外における我が国下水道技術の普及を促進するため、我が国下水道技術を海外で実証し、その有効性等を確認するとともに、現地政府関係者等の理解醸成を図っています。
本事業へ応募のあった提案技術について、令和4年5月と6月に有識者等からなる「下水道応用研究評価委員会」による審査を行い、実現性・有効性・普及可能性の観点から評価された以下の技術を採択することになりました。
 
<実証する技術>
カンボジアにおけるPODコンセプトを用いた小規模下水処理法の現地適応性に係る実証事業 
 
対象国/技術属性 : カンボジア王国 /処理場(水処理・機械)
実施者 : 神鋼環境ソリューション・日本下水道事業団共同事業体
実証内容 : PODのコンセプトを用いた水処理技術について、現地で建設したものがカンボジアの排水基準を満たすことなど所定の性能を確保できるか実証を行うとともに、仕様及び経済性の検証を行います。
 
         PODイメージ図(画像左)及び実機(画像右):日本下水道事業団提供

※POD: Prefabricated Oxidation Ditch(プレハブ式オキシデーションディッチ法)
    オキシデーションディッチ法の優れた特性を生かしながら、小規模施設向けにシステムのパッケージ化と部材のプレハブ化を行ったもの。



<実証する技術>
効率的な油脂系汚泥処理に係る実証事業 
 
対象国/技術属性 : ベトナム社会主義共和国 /処理場(スカム処理・機械)
実施者 : 宇都宮工業・カーボンフリーコンサルティング共同事業体
実証内容 :下水処理の過程で発生して問題となる油脂系汚泥(スカムまたは浮遊性堆積物)を効率的に回収する装置を設置し、汚泥処理量、汚泥の成分分析、費用削減、施設の維持管理への影響を検証します。

    
        スカム除去装置稼働イメージ                  スカム除去装置の仕組み

          
      堆積したスカム              処理中の様子              処理後の沈殿槽
 
                 画像及び写真:宇都宮工業(株)提供
 

お問い合わせ先

国土交通省 水管理・国土保全局下水道部 下水道企画課 下水道国際・技術室 課長補佐 西郷 進也、国際展開推進係長 新田 和宏
電話 :03-5253-8111(内線34172、34137)
直通 :03-5253-8803

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