海事

モーターボート競走

モーターボート競走とは

モーターボート競走は、いわゆるボートレースのことで、6艇のモーターボートで1周600mの競走水面を3周する競技であり、競馬、競輪、オートレースと同じ公営競技の一つです。

施行者(主催者)は地方公共団体であり、全国24の競走場で熱戦が繰り広げられています。

モーターボート競走について詳しくはこちら(BOATRACEオフィシャルウェブサイト)
 

モーターボート競走の魅力

モーターボート競走は他の公営競技と違い、水面で行われる競技です。一般の人にはあまり馴染みのない特殊なボートで、水面を時速約80km(体感速度は時速約120km)で滑走します。他の艇とぶつかりあうこともあり、まさに水上の格闘技と呼ばれています。

 最近では、競走場の施設も様変わりし、女性や子どもが快適に過ごせる専用ルームやグループ・カップル席を設置するなど、快適な施設となっています。

    

また、ナイターレースを実施している場もあり、仕事帰りの一時を楽しめる場を与えてくれるところも一つの魅力です(カクテル光線が非常に綺麗です)。

   画像4

 

モーターボート競走の目的

モーターボート競走は、モーターボート競走法により、「海事関係事業、公益事業の振興」と「地方財政の改善」を図ることを目的に行われています。

「海事関係事業、公益事業の振興」という目的を達成するため、施行者は、売上金の一部を船舶等振興機関として指定を受けた公益財団法人日本財団に交付し、交付を受けた公益財団法人日本財団は、船舶関係等の海事関係事業、社会福祉関係などの公益事業に対して助成金を交付しています。

具体的な助成事業や金額はこちら(日本財団HP)

また、「地方財政の改善」の目的を達成するため、施行者は、売上金から払戻金や必要経費などを除いた額を収益として、そこから施行者の一般財源に繰り出し、教育費や土木費に充当しています。

具体的な売上金額や使途はこちら(全国モーターボート競走施行者協議会HP)

近年の動向

 モーターボート競走においては、独特なTVコマーシャルやSNSを活用した情報発信を展開し、認知度向上を図るとともに、モーニングレース(概ね9時頃から15時頃まで)やナイターレース(概ね15時頃から21時頃まで)を実施する開催場の増加、広域発売の拡大などのほか、ファミリーや若者、女性に親しまれ「誰が来ても心地よく楽しめる空間」を提供し、地域の活性化拠点としての競走場を目指しているところです。

 一方、社会的課題として取り上げられているギャンブル等依存症対策については、モーターボート競走法が定める公益目的の達成と、ギャンブル等依存症といった負の影響の排除をバランスよく実施し、円滑に事業が運営されるために、関係者において相談窓口の設置や注意喚起、アクセス制限の導入など必要な対策を実施しているところです。また、ギャンブル等依存症対策基本法が制定され、モーターボート競走においても、同法に基づき、更なる対策を講じていくこととしています。

ギャンブル依存症予防回復支援センターについてはこちら(24時間無料相談窓口)
 

お問い合わせ先

国土交通省海事局総務課
電話 :03-5253-8111(内線43-164)

ページの先頭に戻る