『国土の国民的経営』について
日本の国土は、森林や農地、住宅地など、人の営みを通じて有効に利用・管理され、また、人も自然と共に暮らしてきました。しかしながら、近年、間伐などが適切に行われていない森林や耕作されない農地、都市内の低未利用地(空き地や空き店舗など)が増加する傾向にあります。今後、人口減少が本格的に始まる中で人間と国土の関わりがさらに希薄になり、これまで人間が適切に働きかけることで形づくられてきた日本の国土の豊かさ、美しさが失われていくおそれがあります。
国土から得られる豊かな恵みを将来の世代へと受け継いでいくためには、土地所有者や公的な主体による努力を基本としながらも、国民一人ひとりが国土に愛着を持ち、直接的・間接的に(※)様々な方法で、美しく豊かな国土の保全・形成に取り組んでいくこと(これを『国土の国民的経営』と呼んでいます。)が大変重要です。
(※)直接的な取組:植林や間伐、農作業など人が実際に土地を保全、利用する活動
間接的な取組:地元農産品や地域材製品の積極的な購入、活動に対する募金や寄付など
ガイドブックを作成しました
『国土の国民的経営』についてガイドブックを作成しました。それぞれの地域で環境保全活動などに関わっておられる方々や各地方公共団体の皆様、企業の社会貢献活動に取り組んでおられる方(あるいはこれから取り組んでみたいと考えておられる方)の研修や講演の際など、積極的にご活用頂ければ幸いです。
「国土の国民的経営」実践ガイドブック第I部
(「自然と未来と共に生きる」知恵と工夫のある暮らし)
【目次】
1)「自然と未来と共に生きる」ライフスタイルって
2)自然を育む人の営みってどういうこと
3)自然を育む人の営みが「今」「どうして」必要なの
4)自然を育む人の営みが生み出す「豊かさの連鎖」とは
5)さあ「自然と未来と共に生きる」ことをはじめてみよう
6)参考資料
「国土の国民的経営」実践ガイドブック
(みんなの農山漁村づくり実践編)(1/2)(2/2)
【目次】
1)「国土の国民的経営」に取り組む意義とは
2)活動の目的や組織の特性に適した活動を選択しよう
3)「他の活動に参加する」際の留意点・アドバイス
4)「1から活動を創る」際の留意点・アドバイス
5)活動をより有効で持続的なものにするために
6)参考資料
(ガイドブックについて)
当ガイドブックはご自由にダウンロードいただき、講演、研修、会議等においてご自由にお使いいただけます。
なお、今後の業務の参考とするため、ご活用いただいた状況や活用方法(目的、場所、参加人数など)を下記担当までご連絡いただければ幸いです。(任意)
○所有者が分からない土地を増大させないための取組
農地・森林の不在村所有者に対するインターネットアンケート調査結果はこちら
(http://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk3_000020.html)
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