地方振興

雪下ろし安全10箇条~除雪作業中の事故に注意しましょう~

豪雪地帯では、屋根の雪下ろしなどの除雪作業中の事故が多く発生しており、多雪の年には、年間1000件以上の事故が発生し、100人以上が亡くなるなど深刻な被害となっています。
死亡事故の約8割は65歳以上の高齢者による事故となっていることから、高齢者を中心とした除雪作業中の安全対策の実施や命綱・安全帯・ヘルメット等の安全対策用具の普及を図る必要があります。

国土交通省では、除雪作業中の事故における要因として最も多い屋根からの転落事故のほか、転倒事故、除雪機による事故、屋根から落雪による事故、水路等への転落事故、発症などの防止のための注意事項を「雪下ろし安全10箇条」として取りまとめています(チラシ版)。

雪下ろし安全10箇条

安全対策の普及・啓発

豪雪地帯で生活する方々に「雪下ろし作業の危険性と安全に作業するための対策」について改めて確認していただくことを目的に、動くイラストと音声により注意喚起を行う「雪下ろし安全10箇条 動く電子ポスター」や地域住民が集まる集会や、雪かき講習会等での利用を想定したビデオなどを作成しています。

除雪作業中の事故を減らすためには、作業を行う本人はもちろん、家族、親戚、近所の方などが安全対策を行っていないのを見かけたら声をかけ、雪下ろし安全10箇条を教えてあげるなど、地域全体で安全対策を行うことが重要です。

また、昔から安全対策を行わなくても事故に遭わなかったから大丈夫と考えるのはとても危険です。地域が一体となって安全な除雪作業を行いましょう。

「雪下ろし安全10箇条」をはじめ、除雪作業中の安全対策について詳しく解説した資料や広報資料等は下記ページで紹介しています。

資料ダウンロードページ
 

共助による除雪活動

除雪作業中の死亡事故の多くは、高齢者による事故となっており、豪雪地帯の各地域では、高齢者による除雪活動の負担を軽減するため、町内会等の地域の住民が協力して、高齢者などの除雪作業が困難な方の自宅の除雪などを行う共助による除排雪が各地域で行われています。

国土交通省では、地域防災力の向上のため、各地域の実情に合った共助による除雪体制づくりをモデル的な取組として支援し、事例集として取りまとめ、公表することで、取組を全国に普及させ、地域における共助除排雪体制づくりを推進しています。

事例集などは下記のページで紹介しています。

資料ダウンロードページ

除雪ボランティアに参加する際の注意事項

除雪ボランティア参加の注意事項ページ

克雪体制づくりアドバイザー派遣制度

国土交通省では、豪雪地帯において共助による地域除排雪体制づくりや除雪作業中の安全に資する体制づくり(克雪体制づくり)の課題に直面している豪雪地帯の自治体や活動団体等に対し、専門的な知識や豊富な経験を有する者(克雪体制づくりアドバイザー)を派遣し、助言等を行っています。

アドバイザー派遣制度の概要は下記のページで紹介しています。

克雪体制づくりアドバイザー派遣制度のページ

  • オーライ!ニッポン 都市と農山漁村の共生対流サイト
  • 半島をゆく

ページの先頭に戻る