地方振興

幡多地域(高知県)

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地域の概況等

 本地域は、四国の西南端に位置し、高知市から市町村中心部まで陸路で約100㎞~150㎞の距離にあり、東は土佐湾、西は豊後水道に面する太平洋に突き出た半島で、宿毛市、土佐清水市、四万十市(うち旧中村市の区域)、大月町、三原村、黒潮町(旧大方町の区域)の3市(一部指定を含む)2町1村から構成されています。また、同時に過疎地域(土佐清水市、大月町、三原村、黒潮町)、振興山村地域(大月町以外。一部指定を含む。)、特定農山村地域(全市町村)にも指定されています。
 面積は、1,238㎢で県土の17.4%を占めていますが、人口は87,578人(平成22年)で県人口の11.5%にすぎず、人口密度は70.7人/㎢、県全体の107.6人/㎢と比較してかなり低い状況にあります。
 地形は、標高300m~500m級の山岳が連なり、それが海食崖となって海に迫っており、地域の林野面積比率は82.7%で、わずかな平地に耕地を拓き集落を形成しています。また、海岸線は、大規模な海浜がほとんどなく、大堂海岸を中心に沈降による出入りの多いリアス式海岸を形成しており、総延長は302㎞となっています。
 自然は、日本最後の清流と呼ばれる四万十川や豊富な原生林、足摺宇和海国立公園の区域となっている足摺岬・大堂海岸など雄大な海岸景観と透明度の高い海など、数多く残されています。
 気候は、黒潮の影響で、年平均気温16~18℃、日照時間2,000時間強、降水量は2,300~3,600㎜(いずれも平成26年)であり、温暖・多照・多雨な地域となっています。また、台風の北上経路地帯でもあります。
 歴史的には、縄文時代から一貫して中村、宿毛地域を中心として栄えてきましたが、なかでも京都から下向した一条教房を始祖とする土佐一条家の支配は絶大で、室町時代の繁栄の影響を受けた伝統行事や慣習が現在も残されています。なお、大化の改新後に設置された「幡多郡」が、本地域の由来となっており、現在まで、歴史的にも文化的にも一体的な地域として推移してきました(幡多地域半島振興計画抜粋)。

半島振興計画(平成27年度~令和6年度)

幡多地域半島振興促進計画(高知県)

お問い合わせ先

国土交通省国土政策局 地方振興課 半島振興室
電話 :(03)5253-8111(内線29554)
ファックス :(03)5253-1588

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