平成22年 |
福岡空港及び那覇空港においては、将来的に需給が逼迫することが予想されていることから、抜本的な空港能力向上方策について、国と地域が連携し、総合的な調査を実施しました。調査の実施にあたっては、住民参画を目的としたPI(パブリック・インボルブメント)の手法を取り入れ、幅広い合意形成を図りながら検討を行いました。
福岡空港では、総合的な調査において、現空港における滑走路増設案及び新空港案の両案について様々な視点から比較評価を行いました。その結果を踏まえ、滑走路増設案を基本として検討を進めていくこととなりました。現在は、構想・施設計画段階に移行し、PIの手法を取り入れ幅広い合意形成を図りつつ、具体的な施設配置等について詳細な検討を実施しています。 那覇空港では、総合的な調査において、将来需要に対応するために滑走路増設の必要性が確認されました。その結果を踏まえ、構想段階に移行し、PIの手法も取り入れつつ、複数の滑走路増設案について様々な視点から比較評価を行い、滑走路間隔1,310m案が選定されました。その後、施設計画段階に移行し、具体的な施設配置等について詳細な検討を実施しました。今後、同案をもとに、環境アセスメントに必要な手続きを進めていきます。 なお、詳細は下記のホームページをご覧下さい。
(福岡空港掲載先) 国土交通省九州地方整備局 福岡空港プロジェクト http://www.pa.qsr.mlit.go.jp/fap/ (那覇空港掲載先) 内閣府沖縄総合事務局 那覇空港プロジェクト http://www.dc.ogb.go.jp/Kyoku/information/nahakuukou/ ※パブリック・インボルブメント:Public Involvement(PI)とは 空港整備計画の検討段階において、空港整備主体が関係地方公共団体と連携して、主として対象事業を行う空港(予定を含む)の所在または周辺地域の住民などのPI対象者に情報を公開した上で、広く意見を把握し、計画策定過程にPI対象者の参画を促すこと。 |