宿泊施設における生産性向上の促進

　「アフターコロナ時代における地域活性化と観光産業に関する検討会」の最終とりまとめでは、宿泊業の抱える課題として生産性の低さと担い手不足が指摘されており、その解決のために、業務の効率化とあわせて、従業員の待遇・労働環境の改善を図ること、具体的には、閑散期における休暇取得を促進することが提言されています。
このため、宿泊業における従業員の待遇・労働環境の改善を後押しすることを目的として、休館日設定を中心とした休日数増加に関する取組事例及びアンケート調査結果をとりまとめました。

　「アフターコロナ時代における地域活性化と観光産業に関する検討会」の最終とりまとめでは、宿泊業が抱える課題として、「事業承継や事業譲渡の停滞」「低生産性・担い手不足の深刻化」などが挙げられており、取り組むべき国の主な施策の1つとして「事業再生などに成功している好事例を調査の上、宿泊業界や金融業界へのノウハウの横展開を図る」ことが提言されています。
このため、検討会で議論された内容や、検討会委員の推薦意見などを踏まえ、「[1]事業承継」「[2]経営改善」「[3]地域一体となった観光地の面的再生」の3つの観点より、宿泊事業者の好事例をとりまとめました。

　旅館・ホテルへのコンサルティングや全国でのワークショップ開催を通じて得られた「カイゼン活動」の好事例を、宿泊産業に携わる方の参考となるよう、動画及び事例集にまとめました。

　地域の宿泊施設全体の活性化を図るための基礎として、宿泊施設（旅館・ホテル）の泊食分離や共同購買等の連携の現状について調査を実施しました。

　宿泊業や小売業を始めとする、サービス業の生産性向上を目的としたオンライン講座を実施しました。