ユニバーサルツーリズムの推進

最終更新日:2024年3月22日

  今後増加が見込まれる高齢者等の旅行需要を喚起するため、そのニーズを的確に把握し、ユニバーサルツーリズム(誰もが気兼ねなく参加できる旅行)の普及、定着を目指す。
 このため、観光施設における心のバリアフリー認定制度の認定数の増加に向けて、制度周知、認定施設に係る情報発信の強化等を推進するとともに、ユニバーサルツーリズムの商品造成に資するモデルツアーの実施による商品組成手法の確立等を進める。
あわせて、観光施設や宿泊施設等のバリアフリー化を一層推進し、ソフト・ハードの両面から環境整備を進める。
 ※【観光立国推進基本計画】より
 

ユニバーサルツーリズムとは

 ユニバーサルツーリズムとは、高齢や障がい等の有無にかかわらず、すべての人が安心して楽しめる旅行を指します。 
 観光庁は、ユニバーサルツーリズムを推進するため、地方自治体やNPO等の幅広い関係者の協力のもと、地域の受入環境・体制の整備・強化や、旅行商品の造成・普及のための取組を支援します。

観光施設における心のバリアフリー認定制度

 バリアフリー対応や、情報発信に積極的に取り組む姿勢のある観光施設を対象とした制度です。観光庁が定める認定基準を満たす観光施設には、観光庁が定める認定マークを交付します。
 

マニュアル・手引き

 2017年2月に策定された「ユニバーサルデザイン2020行動計画」を受け、ホテル・旅館、旅行会社、観光案内所等において従事している観光関係者が「心のバリアフリー」を実践できるよう接遇マニュアルを作成しました。
 

 高齢者の方や障害のある方が宿泊施設を安心して利用するためには、バリア・バリアフリー等の情報を積極的に発信することが求められます。そこで、宿泊施設をはじめ、旅行会社や観光案内所においても活用できる、情報発信に向けた実践的な手引きとなるマニュアルを作成しました。
 

ユニバーサルツーリズムに関する相談窓口(2021年3月時点)

事業報告書

●令和4年度「ユニバーサルツーリズムに関する調査業務」
ユニバーサルツーリズムの更なる促進の根拠となる調査結果の取得を目的として、ユニバーサルツーリズムの普及状況や課題及び「観光施設における心のバリアフリー認定制度」の課題等について調査を実施しました。

●令和2年度「バリアフリー旅行サポート体制の強化に係る実証事業」
地域におけるサポート体制の強化を目的とした現状調査や実証事業及び、実証事業の結果報告とユニバーサルツーリズムの普及・促進のための広報を兼ねたシンポジウムを実施しました。

観光政策・制度

このページに関するお問い合わせ

観光庁 参事官(産業競争力強化室)
電話:03-5253-8948