「観光DX」とは、業務のデジタル化により効率化を図るだけではなく、デジタル化によって収集されるデータの分析・利活用により、ビジネス戦略の再検討や、新たなビジネスモデルの創出といった変革を行うものと位置付けられます。
観光地においては、新型コロナウイルス感染症の影響による観光需要の減少により厳しい状況が続いているところ、そのような状況からの脱却や、観光地が抱える課題の解決に向けて、地域や関係事業者と連携を図りつつDXに取り組んでいくことが大切です。
DX対応については、旅行者に対する利便性の向上による消費機会の拡大、観光地域づくり法人(DMO)・地方公共団体による観光地経営の高度化、宿泊業における情報管理の高度化による観光産業の生産性向上、それらを支える観光デジタル人材の育成・活用の観点を踏まえ、地域の実情に応じて推進していくことが重要です。