最終更新日:2010年4月12日
群馬女将の会会長
主な経歴
1944年
|
群馬県北群馬郡伊香保町生まれ |
1965年
|
YMCA国際ホテル学校卒業
銀座東急ホテル勤務 |
1966年
|
ホテル伊香保ガーデン入社 |
1983年
|
ホテル伊香保ガーデン 代表取締役社長 |
1988年
|
(社)伊香保温泉観光協会 理事 |
1992年
|
(社)伊香保温泉観光協会 常務理事 |
1996年
|
全国旅館おかみの集い 副委員長 |
1999年
|
全国旅館おかみの集い 委員長 |
1999年
|
群馬女将の会 会長 |
カリスマ名称
「旅館・ホテルに活気を取り戻す女将」カリスマ
旅館の女将として、また群馬女将の会の会長として積極的な活動を展開し、旅館・ホテルに活気を取り戻すよう努めている。
選定理由
少子高齢化や旅行形態の多様化が進展する中で、旅人を受け入れる旅館・ホテルを女性の力で魅力あるものにするため、抜群のリーダーシップで『群馬女将の会』を発足させ、接客サービスの向上や観光PR等を連携して推進し、観光客の増加と、旅館・ホテルの活気の復活に努めた。
※『群馬女将の会』とは
「群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合女性部女将の会」(通称『群馬女将の会』)
と称し、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合との密接な連携のもとに旅館・ホテル業の経営の近代化並びに安定化を推進し、顧客サービスの向上に努め、業界の発展及び観光群馬の振興に寄与することを目的として1999年3月に発足したもので、旅館ホテル業の活性化向上発展に必要な情報収集及び調査研究、会員相互の親睦交流を図り、友愛の絆を深めるために必要な事業、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合と一体となって推進・協力するために必要な事業を行っている。
具体的な取り組みの内容
群馬女将の会の発足と活動
塚越さんは、持ち前のバイタリティーと“歯に衣を着せぬ”男性的な性格で、存在感のあるリーダーシップを存分に発揮し、「観光群馬」の発展に力を注いでいる。塚越さんは、群馬県内三大温泉地の草津、伊香保、水上の旅館・ホテルを中心に女将たちを結集し、群馬の観光を活性化させることが旅館・ホテルの活力につながると考え、1999年3月『群馬女将の会』を発足させた。
その初代会長として現在137名の会員をとりまとめ、「シルバースター登録制度」の推進や「人に優しい地域の宿づくり賞」による表彰事業への参画をはじめ、宿泊産業の活性化・社会福祉の向上・バリアフリーの推進に努めており、少子高齢化や景気が低迷する中、旅人を受け入れる観光地や観光施設を魅力あるものにしようと温泉地の活性化に努めている。

いまがしゅん~ぐんま物産観光まつり

まるごと群馬デー・オープニングレセプション風

観光従事者の接遇研修会
「シルバースター登録制度」の推進
「進む高齢化社会への対応」として、今後ますます増加する傾向にある高齢者を暖かく受け入れ、高齢者が安心して泊まれる宿泊施設の整備を推進してゆくことが、21世紀の観光地づくりの大きなテーマであり、全国旅館生活衛生同業組合連合会は、全国の同業者とともに厚生労働省の指導により、人にやさしい宿づくり「シルバースター登録制度」を推進しており、『群馬女将の会』も塚越さんが中心となって、群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合と一体となり登録の推進に努め、県内では、現在36軒の旅館ホテルがこの登録をしている。
「人に優しい地域の宿づくり賞」による表彰事業への参画の推進
「人に優しい地域の宿づくり賞」とは、平成9年度から実施している厚生労働大臣賞をはじめとする表彰事業で、地域の旅館や旅館組合が参加又は主催する行事が高齢者等をはじめ、全ての人々にやさしい配慮がなされており、旅の楽しさを満喫できるもので、宿泊産業の活性化、社会福祉の向上、バリアフリーの推進等に寄与する活動に対しての表彰をしているものである。
『群馬女将の会』も群馬県旅館ホテル生活衛生同業組合と一体となり表彰事業の応募に努め、県では、11年度事業で水上温泉「旅館森の庄」が全国旅館生活衛生同業組合連合会会長賞を受賞しており、顧客サービスの向上、業界の発展、旅館ホテルの活性化に尽力している。
群馬銀行と提携した旅館の活性化
塚越さん率いる『群馬女将の会』は、平成12年度に群馬銀行の懸賞金付きローンキャンペーンに県内温泉旅館宿泊券を導入する企画を支援し、旅館の活性化を図るとともに業界の発展、観光群馬振興に寄与している。
研修会の開催
業界の発展、観光群馬振興、顧客サービスの向上の推進を図るべく、平成13年2月利根郡水上町の水上館において、指導センターとの共催で研修会を開催し、俳優・レポーターとしてテレビやドラマで活躍中の村野武範氏による「食文化に学ぶ日本人の心」のテーマ講演終了後、各地域代表から地域の情勢報告があり、活発な意見交換を行った。
全国的な活躍
塚越さんは、群馬県内のみならず、県外においても全国女将の会の役員として、また各地における講演などにより精力的に活動している。特に講演では、経営者としての女性が積極的に地域づくり、広報活動に参加することの必要性を説き、女性ならではの視点による観光振興を呼びかけている。平成12年は岩手、長野、静岡、平成13年は静岡、新潟で講演を行った。

全国旅館おかみの集い

歴代委員長による討論風景

全国旅館おかみの集いで初の韓国訪問
「日本の伝統文化・旅館をアピール」
熟年者向け料理コンテストの実施
21世紀の超高齢化社会を迎え入れる観光地や観光施設を魅力あるものにするため、高齢者等が安心して満足感を味わえる料理メニューの開発のため、斬新かつユニークしかもカロリー控えめで、栄養バランスのとれたオリジナルメニュー「熟年者向け料理レシピ」を募集して「私の旅館・ホテルのからだに優しい料理コンテスト」を行い表彰する事業を平成13年度から実施し高齢者顧客のサービスの向上に取り組んでいる。
個性ある魅力的な旅館創り
塚越さんの塚越屋七兵衛では、平成6年に別館として「香雲館」を建設し、当時としては珍しい全客室露天風呂付き客室(総数10室)を作り、高級感溢れる旅館をオープンさせ、人気を博している。また、塚越さんは、団体で宴会を楽しむよりも、カップルや家族でおいでになるお客様が増えているとういニーズを的確につかみ、温泉本来の楽しみを味わっていただくために「夫婦の日」や「半額サービスデー」を設けるなど魅力的な旅館創りに日々取り組んでいる。