本日、平成23年10月5日(水)に、仙台市において、東日本大震災後の東北各県が取り組む観光復興を国内外に発信し、復興に向けた施策を共有化することによる広域的な観光復興、地域経済の活性化を目的とする、東日本大震災・観光復興国際シンポジウムを開催しました。そして、本会合の最後には本会合の成果として『特別メッセージ』を採択しましたのでお知らせします。
1. 日 時 : 平成23年10月5日(水)
2. 場 所 : 東北大学片平さくらホール(片平キャンパス内)
(会場:2階会議室)
3. 主 催 : 世界観光機関(UNWTO)、観光庁、外務省
4. 出席者 : 170名(主催者・一般参加者等総数)
5.結果概要:
(1)世界観光機関(UNWTO)、世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)、さらに被災地3県を含む東北6県、観光庁他が一同に集い、東日本大震災を受けた観光分野での復興をテーマに、被災地等における現在の状況や、復興に向けた今後の取組などについてプレゼンテーションと議論が行われた。
(2)UNWTOからはリファイ事務局長、WTTCからはスコーシルCEOと、観光分野の国連機関及び国際産業団体のそれぞれのトップが参加し、海外から見た日本の復興状況や今後の課題などについての指摘を行いつつ、日本の復興への協力についてのコメントがあった。
(3)最終的に、「風評被害の1日も早い払拭を図り、東北地方及び日本の旅行者の回復・増加、さらにはアジア太平洋地域内外における国際観光のさらなる発展を図ることが重要」との特別メッセージが採択されるとともに、翌週に予定されるUNWTO総会の場で紹介が行われることとなり、世界に向けての復興メッセージとなることが期待される。
世界旅行ツーリズム協議会(WTTC):世界各国の主要旅行業界トップをメンバーとする民間産業団体。